電気たくさん使って ハッピイ(はぴe)はないでしょ? 

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出典:関西電力の「はぴeプラン」紹介サイト

今夏は電気が足りない、計画停電せなアカンかもしれない、電気料金を変えよう、原発は再稼働させよ、なんて云っている関西電力。その関電の電気料金って、使えば使うほどポイントが貯まるという「はぴe」プランがオール電化を採用している家庭に対して用意されています。こりゃひどいなぁ。

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拙宅はオール電化じゃないので知りませんでしたが、さっきラジオで「はぴeプランは許せん!」と云う人の話があり、気づきました(5/18お昼の時点)。

関電のHPによると、関電はオール電化の契約者に対し、はぴeプランなるものを提供しています。このプランによると、「電気ご使用量10kWhごとに、1はぴeポイント」がたまるそうな。貯めたポイントは、一定比率換算で関連会社のサービス代金に充当したり、指定アイテムに交換できるとのこと。要するに電気をたくさん使えば、ポイントたくさんでお金になるというわけです。

もともとオール電化という契約は、夜間でも稼働させなければならない原発の発電量を消化するため、たくさんの電気を使ってもらおう、その代わりに少し安くしておくからね、という仕組みです。だから、オール電化とは原発推進を下支えすることになると指摘してきましたが、電力会社の思惑知らずで目先の損得勘定に幻惑された人たちが嵌まってしまっているというのが現状です(ベストミックスについてこちら

電気が足りないと云っている時期に、電気をたくさん使ったらお金になるというのは如何なものか。消費者もお得、関電も儲かる、どちらもハッピイ。で、はぴeプランなんでしょうが、原発再稼働とか計画停電に繋がる可能性がある限り、いったいどこがハッピイやねん!(怒)。

関電が電気が足りない等と主張するなら、当面このプランを停止すべきだし、そうでないと実に不公正な話になってしまいます。だって、夜間の原発電気を正当化するために本プランが絶対に必要という汚い思惑が垣間見えてきますからね。こんなところにも関電の本音が見えてくるようで、イヤ〜〜〜〜な気分です。

はぴeプランというのなら、昨年よりも電気を使わなかった人にポイントを与えるようにしてほしいものですわ、ホンマに。