Dress code

.Travel & Taste music

ルツェルン音楽祭の話を友人たちとすると、少なからず聞かれたのが服装の話。今回はドレスコードについて。

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世界的な音楽祭に出かける場合、正装が必要なのか、それともカジュアルでいいのか、誰しも気になるところ。いつか自分も出かけてみようという人が経験者から実情を聞きたいと思うのは宜なるかな。

コンサートや演劇ではドレスコードについての注記がある時もありますが、答を先に言えば、演奏者や観客を不快な気持ちにさせないものならOK、というのが相場です。アッパークラスが集う豪華絢爛なウィーンのニューイヤーコンサートですら厳格ではないらしいので、他は推して知るべし。

ルツェルン音楽祭ではどうか。当該サイトで検索してみると、出演者と聴衆それぞれに注意があり、

What is the dress code for the concerts?




Concert performance (concert hall):

Women:

 elegant black (long- and short-sleeved); please also black stocking socks – no skin colored stockings or “barefoot”, black shoes

Men: traditional black suit jacket, black dress shirt, black pants, black socks, black shoes

Non-Binary: any of above

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Concert visit
:
Women, men, non-binary: elegant, no jeans or beach shoes!

となっていました。演奏者に対してドレスコードが厳格なのに対し、聴衆には女性男性ノンバイナリー誰でも「ジーンズやビーチサンダルはダメよ、エレガントな服装で」というシンプルなものでした。

ネットではあれこれ講釈する人が多くて少し心配になったので、過去の映像や写真をざっとチェックしてみたところ、前の方の席に座る人はそれなりの格好をしているのがわかりました。やはり、あまりカジュアルだと気後れしてしまったり、他人の視線が気になったりするかもしれません。ということで、私は濃紺ジャケット&ネクタイなし、連れ合いは和服姿で通しました。

写真はルツェルン音楽祭のInstagramより。
観客席の様子を見るため明るく編集したので、オケは白トビしていてご勘弁。

実際のところ、今回の音楽祭ではダークスーツやフォーマルドレスの人がいる一方で、ジャケットなしのシャツ姿やポロシャツの男性や軽装な女性もいたりで様々。あまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。ただし、前の方の座席では演奏者への礼儀もあるのでそれなりに、という程度でしょう。

ところで帰国後に連れ合いが「有田さん、ルツェルン音楽祭に行ってらしたの? TVで映っていましたよ」(概意)と先輩から言われたのは、和服姿だったからかもしれません。

ある日の休憩時間中の観客席の様子。ブラック系の上着の人もいればそうでない人もいてバラバラ。
観光地のコンサートですから、こんなものでしょう。

もう1つ。40年前にウィーンのオペラ劇場でオペラを見た時には、フォーマルな服装の人が多く、キラキラと輝くネックレスやイヤリングなどを身につけた人も沢山いましたが、今回はそんな人はあまり見かけず。世のトレンドとして、シンプル&ナチュラルな方向になったのかもしれません。