私たちと戦争

.Books&DVD… .opinion

昨日の衆議院総選挙で自民党が単独で3分の2以上の議席を取り、憲法改悪でも法律改悪でも戦争でも何でも出来る状況が生まれてしまいました。丹羽宇一郎氏が著書「Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない」で危惧した状況にまた1歩踏み込んでしまったことになります。
*****

日本は第二次世界大戦・太平洋戦争に敗戦した後、80年間は何とか平和な状況を続けてきました。でも、だからといって、今後も平和が続くという保証はどこにもありません。自民党を軸とする政府は、GDP1%だった防衛費(軍事費)をGDP2%へと倍増させることを決め、集団的自衛権の行使(米軍の指揮下で戦争すること)を明文化するなど、戦争のための準備を着々と進めました。

そのような自民党が、昨日の衆議院総選挙では3分の2以上の議席を取ったと報道されています。3分の2以上の議席があれば、憲法改悪でも戦争でも何でもやろうと思えば出来てしまうのが怖いところです。法律改悪も容易だし、税金の徴収も予算配分も思うがままとなります。

丹羽宇一郎氏は、昨年(2025年)12月に書き上げた著書「Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない」で、「大人が始めた戦争を、戦うのは誰か。君たちはどのような選択をするのか。」と問いかけています。この本を書き上げた後、丹羽氏は12月24日に86歳で亡くなりました。私は今月(2026年2月)発行のこの本を、昨日入手してすぐに読みました。私にとって大事と思われた3点を紹介いたします。

<平和は戦争よりも辛抱を強いられる>
平和とはバラ色の世界ではなく、緊張と忍耐、妥協と譲歩、望まぬ話し合いの連続を強いられる、そういううんざりする不愉快な努力を休まず続けていく世界です。・・・それでも、戦争によって多くの人命を失い、すべてを破壊してしまうよりは、はるかにマシな辛抱だと思います。

<国民の熱狂が軍事に傾いた時には手遅れ>
軍隊が自らの力を誇示し、国民がそれを喝采した時は、蟻の一穴からでも堤防が決壊するように、止めようとしても怒涛の勢いで戦争を始めてしまうでしょう。

<真実とはたいてい愉快なものではない>
私たちは・・・ほしい情報よりも正しい情報にアクセスするように努力すべきと思います。こうした努力は不愉快ですが、真実とはたいてい愉快なものではありません。

*****
丹羽宇一郎氏の著書「Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない」には、私たちにとって、そして私たちのこども世代や孫世代にとって、大切なことがたくさん書かれているので、どうかお読みください(IZ)。