大飯4号機はどうなった

3.11

多くの国民の反対の声を押し切って再稼働した大飯原発。3号機が臨界に達したとのニュースは今朝の御用メディアのトップニュースでしたが、いっしょに再稼働する予定だった4号機はどうなったんでしょう?

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関西電力大飯原子力発電所4号機は先週6月29日ポンプのトラブルで再稼働のプロセスが止まっています。時事通信によると、

経済産業省原子力安全・保安院は29日、政府が再稼働を決めた関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)で、タービンを動かすため発生させた蒸気を冷やす復水器に、海水が混じっていないか調べる採取用ポンプで、異常を示す警報が鳴ったと発表した。保安院と関電はポンプを分解し、原因を調べる。〔時事通信 2012/6/29)

とのことでした。今朝の朝日新聞では、ポンプ内部の錆びが原因のようです。

関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)で29日、復水器から水を採取するポンプの異常を示す警報が鳴った原因は、ポンプ内部にさびのような汚れがたまっていたことと判明した。関電がポンプを分解して調べた。ポンプは汚れを取り除いて1日程度で復旧できるという。(朝日新聞 2012/7/2)

4号機の再稼働にはまだ数週間かかるようです。なぜそんな初歩的なトラブルが起きてしまったのでしょうか。是が非でも!強制停電!を実行して原発がないと社会は成り立たぬということを演出したいのか、と勘ぐってしまいます。(御用機関だからといえばそれまでですが、計画停電という言葉はおかしいというメディアがないことがイヤらしい)

いずれにしても致命的な事故に繋がらないことを願いますが、アコギにも今朝のNHKでは4号機の4もなく、4号機のトラブルそのものを隠してしまいました。

国民から再稼働反対の官邸前デモを隠し、一方でトラブルが発生した原子炉のことは知らない顔をする、これがNHKのやり口。受信料というお金をとっておきながら、権力者の都合のいい話だけを選んで放送する限り、脱原発とともにNHKも解体せよと云わざるを得ませんね、ホンマ。