民主党の終わり

.opinion 3.11

大飯原発が再稼働し、小沢議員ら50名が民主党を脱会。御用メディアでは小沢議員らの分党活動を大袈裟に取り上げていますが、大飯原発の方は再稼働歓迎の広報活動一色。御用メディアの意図はどちらも同じで、都合の悪いことは隠し、それでも隠せない動きはデマやガセを使ってでも足を引っ張るという古典的手法です(小沢妻の手紙は筆跡が違うのでガセでしょう)。
それにしても、なぜはっきりと民主党が崩壊したことを告げないのか。民主党は支配層にとってまだ使い勝手があるのでしょうか。

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消費増税法案をめぐる攻防は民主党・自民党・公明党の三党合意で決着がつき増税が決まったかのように見えますが、参議院はまだだし、もし内閣不信任決議で衆議院が解散することにでもなれば、選挙後の国会でどう転ぶかわかりません。

まず、50人以上の議員がいれば内閣不信決議案を提出することができます。小沢一派だけでの数では足りませんが、そこはマツリゴト。利害が複雑に絡み合うため同調する党や会派が出てくる可能性は大。決議案は衆議院の過半数で可決ですから、自民党なんかは早々と内閣不信任案が出てきたら賛同するとまで言い出す始末。

小沢一派からすれば消費増税法案を潰すなら何でもするという方向でしょうし、自民公明からすれば、消費税増税と解散総選挙の方とどちらに重きを置くかという天秤問題になります。ドジョウらを使ってやっと平成宦官たる官僚連中が思い通りにコトを運んだかのようでしたが、まだ先は読めませんね〜。

1つ明らかなことは、民主党がウソツキであることが判明し、民主党が終わったということ。

消費増税法案だけでありません。3.11以降でも原発再稼働を進めたことで、「コンクリートから人へ」をうたい文句にしていた民主党のマニフェストが大嘘だったことも明らかになってしまいました。「原発ゼロが終わった日は、民主党が終わった日でもある」とは田中龍作さんの名言ですが、ホンマにその通り。そうは思っていないのが、未だにウソツキ政党にしがみつく政治家とその支援者ではないでしょうか。