関電その後

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関東などを襲った台風で関電関連のニュースも吹き飛んでしまいました。でも、真相はまだ闇の中。もともと新聞・テレビは関電とズブズブですから(関電幹部がテレビ局の外部取締役だったことを思い出して下さい)、金沢国税局の不可解な人事や大阪地検とのズブズブな関係は、一部週刊誌やネットメディアを除き話題になることはありません。一方で、本件に対して刑事告発の動きも出てきました。

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福井県高浜原発をめぐる関電と地元有力者とのズブズブな関係を最初に暴き出したのは金沢国税局。問題にしたのは昨年春でしたが、その後すぐに国税局長が異動しています。任期途中の首のすげ替えには何か理由があったのでしょうか。

当時の国税長官はモリカケ問題で有名になった佐川某。関電幹部だけの問題ならどうでも良かったのでしょうが、政治家にも影響が及ぶことを恐れ急な人事で忖度したのかもしれません(勝手な推測です、念のため)。

2番目。関電会長や社長らの金品受領は「不適切だが違法ではない」と断言した内部調査委員会の委員長は小林敬という名前の弁護士でした。郷原さんの指摘のように、彼は元大阪地検検事正。捏ち上げの村木事件で有罪になった特捜部長の上司です(追記)。あの捏ち上げの時、何の対応もしなかったことで減給懲戒処分を受け、辞任。

その彼が関電の法的顧問みたいなことをしているのですから、内部告発を受けても大阪地検が動かないのはそういう事情なのか、・・・と外野から憶測してしまいます。

この関電と高浜地元有力者との金品ズブズブについて、関西の市民団体が関電の八木元会長らを特別背任や収賄(会社法)で刑事告発する準備を進めています。大阪地検は過去の経緯からすると関電とグルなので、果たしてどうなることやら。

もう1つ。再々お伝えしている電力の小売自由化。今回の関電問題への抗議というか怒りの大きさはどれほどなのでしょうか。

経産省の電力小売市場の競争状況について(H30年9月26日)によると、2016年からの自由化で関電の契約件数(低圧)は149万件減っています(約15%)。現在200万件という話もありますがデータが見つけられませんでした。いずれにしても、既に関電に見切りをつけた人たちがそれだけいるということ。これは金品受領以前なので、今回どれくらい上積みされるのか、興味津々です。

(追記)村木さんの上司だった厚労相の塩田幸雄元部長は大阪地検の捏ち上げに沿ったニセ調書を提出。その後故郷の小豆島町長に当選(無投票)。政治家は嘘つきだという実例の1つですが、その後村木さんの無罪が確定した時、小豆島の町民は無責任な嘘つき人物を町長に担ぎ上げて恥ずかしくなかったのか。この話を知って少なくとも私は小豆島に行く気が失せました。