ミラジュールその後

.Travel & Taste

先週来鬱陶しい話を読んだり書いたりしていると、こちらの気持ちも荒んできます。・・・ということで、今週末は美味しい関連で、ミラジュールの話です。

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今朝起きてメールをチェックすると、フランスのミラジュールから来年の予約案内が届いていました。私たち夫婦が訪れたのは5年前。なのに今頃改めて連絡が届くというのは、3ッ星になって顧客管理が変わったのでしょうか(笑)。

ミラジュール(MIRAZUR)とはフランス南部マントンにあるレストラン。ニースから列車で約1時間+車で10分ちょいのイタリア国境の近く。私たち夫婦がランチディナーに出かけた時のレポートは既に触れた通りです。

このレストラン、2012年に**だったのが今年版から***になっただけでなく、夏前に「世界のベストレストラン50」でもトップの座を射止めました。おかけで全世界から予約が殺到しているというニュースが流れていました。また、出身の神崎さんご夫妻がパリで開いたレストラン VIRTUSも*を獲得したことを紹介しました。

今回届いた連絡は、VIP客には来年4月までの予約を受け付けますから宜しくどうぞ、というもの。普通にレストランサイトを覗いても来年の空席状況や予約はできませんが、教えてもらった特別なURLにアクセスするとそれが可能になっていました。

***になったので予約が取りにくくなった、でも一度来てくれたあなたを忘れていませんよ、早めの予約が取れるように情報提供しますからよろしく!・・・ってのがVIP待遇みたい。とりあえず近々で行く予定は立ちませんが、ちょっと気分がいいですね。

考えてみると、日本のレストランや旅館でも1回きりのお客とリピーターでは対処が違います。初見(京風にいえば、いちげんさん)の客は1ヶ月2ヶ月先までしか予約できないけど、2回目からは半年1年先までオッケイとか、来店時に次回の予約を受け付ける等々。まぁ、表に出していなくてもいろいろ優遇してもらえるのが常連客といえば、そうですね。

なぜこんなルールがあるかというと、店側には初見の客に対し警戒心があるから。好みや雰囲気がわからない、どんな素性!?の客かもわからない、でも一度会えば雰囲気がわかるので次の予約が出しやすい、という話はよく聞きます。客も初めてのお店にはそれなりに緊張しますが、相手側(店)は同じくらいかそれ以上にストレスがあるということでしょう。

さてミラジュール。いちげんさんは一度目は電話なりメールで問い合わせる必要がありますが、気に入ったらその旨プレゼンしておけば次回からは行き易いということ。ちなみに、ミラジュールは月曜火曜と水曜のお昼は定休日、また来年1月6日から14日がお休みとのことで、ご注意。