関電と高浜町の醜い関係

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朝からびっくりなニュースが飛び込んできました。関電会長らが高浜市の元助役から約1億8千万円もの不明瞭なお金を受け取っていたとのこと(共同通信 など)。幹部らは個人的に受け取っていたらしいのですが、このお金はいったい何? 福井県高浜市といえば関電高浜原発の街。これって収賄じゃないんですか?

そして、私が思い出したのは関電と高浜市をめぐるキナ臭い事件でした。

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この事件、
地元福井新聞によれば、元助役は「原発関連工事を請け負う地元建設会社から約3億円を受領」しており、そのお金の一部を「お世話になっているから」という理由で関電幹部に渡していたらしい。

これで収賄にならないのか。検察当局はどう動くのか、今後注視していかねばなりません。

左から関西電力の八木誠会長、岩根茂樹社長、豊松秀己元副社長(写真は共同通信から)

個人的に思い出したのは高浜町長暗殺未遂事件。報じられたのは約10年前。関電幹部が高浜町長の暗殺指令?を出したというものです。

今世紀への変わり目の頃、当時の原発推進に煮え切らない高浜町長を獰猛な犬を使って襲おうと計画していたというのですから、びっくりを通り越し(本サイトでも紹介)。

命令したのは本当に関電関係者なのか、そもそも作り話なのか。犯行計画者の一員とはいえ本人らの言い分だけでは真偽は不明。ただ彼らが告発したとたんに関電幹部への恐喝で逮捕されているところをみると、関電と告発者らの間に「何か」があったのは事実でしょう。

そういう高浜町ですから、今回の「収賄」事件を聞いた時の第一印象は、やはり町と関電との間には何かあるなぁと報道以上のキナ臭さを感じてしまいます。

原発建設だけでなく、その維持管理を含めて大きな金が動きます。その利権を巡って業界がうごめているのは衆知の通り。関電社長らがそこの上ッぱねを収得していたという報道には理念とか経営とかとは別の醜いものを感じてしまいます。

関電だけでなく東電や他の電力会社にも大なり小なりこんな醜い関係があるんでしょうね、きっと。先の暗殺未遂事件の時は町や関電のお仲間な警察がダンマリだったのを、今回は税務当局が切り込んだという点にとりあえず拍手。

ただし、幹部が懐に入れたお金に追徴課税したからオシマイではあまりにあまり。それともこれは取るに足らぬ日常茶飯事なのでしょうか。経産省とか福井県当局はどう動くのか。この不明瞭な大金のやりとりに対し、検察当局は収賄性をどう捉えるのか。行政当局がダンマリなら共犯者。今後の推移に注視していきましょう。