手をつなごう ぼくらは仲間 が、ずっとあたりまえ

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関西電力のコマーシャルをご存じですか。「いっしょに手をつなごう」とか「ずっとあたりまえ」などと声高々に伝えるものですが、今回の贈収賄を考えると、手を繋いでいた相手は贈賄フィクサーで、それが「ずっとあたりまえ」になってきたという皮肉を感じてしまいました。

(お知らせ)8日朝現在、Youtube上の関電コマーシャルにアクセスできないようになっています。関電側が止めたのでしょうか?
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関西電力幹部らが原発のある福井県高浜町の元助役から大金を受け取っていた事件、報道はさらに事件の暗部を明らかにしています(共同通信、時事通信に拍手、地元の福井新聞もよくがんばっています)。

関西電力のテレビコマーショルを見ると、「いっしょに手をつなごう」とか「いっしょに笑おう」とか「ぼくらは仲間だ」とか云っていますが、今回の事件をみると手を繋いで仲間になっていたのは原発推進企業のフィクサーと関電の幹部でした。また、「これがずっとあたりまえ」なら、贈収賄・脱税な反社会的企業と同じじゃないでしょうか。ブラックユーモアの極み!

Youtube上のコマーシャルが消えてしまいました。関電の都合で消したのか(10/08)

昨日に続いて驚いたのは、受け取ったお金が1億某万円ではなく3億円を超えていたこと。関電自らの発表では、貰った人数が3人ではなく20人で金額も3億円!。それを「預かっただけ」というのは、あまりにも見苦しい。

一方の高浜町(福井)は「調査するつもりなし」と早々と他人行儀なコメントで、この収賄事件が「仲間うちではあたりまえ」だと云っているようなもの。高浜町らしいといえばそうですが、もっと違う云い方ができないのか。開いた口が塞がりません。

私思うに、昨年税務当局が動き出した時に関電幹部がこりゃヤバイと感じ、お金を返す一方で隠蔽しようとした。関電内部でも実情を調査したら20人3億円という報告が既にできていた。そこに今回税務当局から追徴課税は3人1.8億円との報道が出たので、既にまとめていた内容を昨日公表したということでしょう。でないと、すぐに「20人3億円」が出てくるはずはありません。

贈賄の元高浜町助役が死んだのが今年3月ですから、この時期に贈収賄事件となっても「死人に口なし」。関電幹部は何とでも言い逃れできると考えているのでしょうか。

報道では関電側で一番貰った人物名や贈賄側の企業名も出てきました。まだまだこの事件はいろいろ出てくることでしょう。元助役から政治家への献金はどうなっていたのか等々、注視しておきましょう。

もう1つ。この収賄に怒りを感じた関西在住者なら、関電との電力契約の見直しを検討してはどうでしょうか。電力自由化で関電以外の電力会社と自由に契約が結べるのに、わざわざ関電から電気を買う必然性はどこにもありません。関西電力との電力契約を解除してあなたの意思表示をしていきましょう。それが一番の、一人一人にできる抗議の方法です。