FreeStyleリブレ 再び低血糖について

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ

FreeStyleリブレは時折り意味不明な低血糖を出してきます。でもリアルな血糖値を測るとそんな低血糖にはなっていません。これでは精度に難あり。場合によっては使い物にならないというと云う人が出てきても不思議ではありません。
この厄介な問題はどう考えたらいいのでしょうか。先日その理由を推測し、解決策みたいなものを提示しましたが、それでは片付かない問題に遭遇しました。その問題と解決法について少し。

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FreeStyleリブレを使ったことのある人なら、意味不明な低血糖値が出てきた経験があるのではないでしょうか。もしあの低い数値を用いてインスリン注入などを自動化するとトンデモナイ結果を引き起こすでしょうが、まだそこまでは状況が進んでいないので安心といえば安心ですが、インスリン必須な一型の人には困りもの。

FreeStyleリブレで得られる血糖値と穿刺して得られるリアル血糖値はなぜ大幅に違うことがあるのか。私もこの1年半使ってきて何度もこの低血糖値を経験しました。要するに、FreeStyleリブレが正しく測定できないから。これに尽きます。

なぜ正しく測定できないのかといえば、当初は機器の精度の問題ではないかと考えてきましたが、先日お伝えしたように現在では、「上腕の圧迫によって装着部近くの間質液が滞り、きちんとデータを採れなくなったことによるものではないか」と考えています。

就寝時に左側に傾く人は左上腕を圧迫しがちです。右側に傾く場合は安心ですが、こればかりは各人のクセですからなかなか直りません。したがって、寝相によって圧迫されない位置にリブレを装着して様子見をしたところ、低血糖になる時間がほとんど出なくなったので、これで対処可能と思っていました。

ところが前回のリブレ使用時にひどい低血糖データが頻発。下図からわかるように、7月4日の夕方から低血糖データが出てきました。リアル血液では90前後ですから計器の値が変です。昼間ですから寝相の問題ではなさそうですが、いったい何故?

14日間測定の最後の方だったので、もうオシマイでいいわと考えて取り外してみると、上腕穿刺部が赤く腫れて化膿していました。あぁ、これが原因です。これじゃ正確に測れるわけありません。じゃなぜ化膿してしまったのか。

今回リブレが途中で外れかかったので、7〜8日目だったか、大きめのバンドエイドで上から固定していました。そのため、シャワ−やお風呂に入った後に穿刺部分に付いた水がうまく乾燥できなかったせいではないか。これが私の解釈です。

リブレを装着すると公共のお風呂(銭湯、温泉センター、温泉旅館など)で目立つため、バンドエイドみたいなモノを上から貼り付ける人は多いと思いますが、水に濡れた後はいったん剥がしてから乾燥しておかないと私のような目に会うかもしれません。ご注意。

FreeStyleリブレのノウハウ、まだまだいろいろありそうです(苦笑)。

牡丹が散ってピエロの帽子になりました。(2018年7月)