血糖値測定の背後には・・・

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しばらくお休みしていた血糖値測定(SMBG)、また測り始めました。既に自身の血糖値プロフィールは把握しているのでリブレのような連続測定(CMBG)ではなく、シンプルな測定の方です。最近食事内容に気を緩めてしまったこともあり、HbAlcがここ最近6.4、6.6と上がってきたので、やはり糖質摂取に注意しなければアカンなと思うこの頃です。

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血糖値を測るには測定器と測定用センサーチップ、それに採血用の器具(ランセット針)がいります。いざ再び測ろうとすると今まで使っていた測定器(ロシュのACCU-CHEK ST meter)は既に製造中止になっており、それに対応するセンサーチップの販売もなくなっていました。アカンやん。

以前触れたようにセンサーチップの国内価格は高く(定価販売)、たとえば、チップ1枚でロシュのアキュチェックは約80円、アボットは約150円、ニプロは100円。測定する度にチャリンチャリンとお金が落ちていくようで恐ろしい。

これら国内価格に辟易して以前は海外から購入していました。その場合、たかだか20円から50円前後。この価格が昨今の円安で1.5〜2倍になってきたのです。一方で元から高い国内価格は2~3年前とそれほど変わず内外差がなくなってきたみたい。いろいろ考え、今回は国内で比較的安いニプロ製品にしました(なじみの薬局から定価より安値で調達)。

左は以前使っていたACCU-CHEK ST meter、右が今回手に入れたニプロのFS next

ところで、この血糖値測定計およびセンサーチップのお値段、本当はいくらくらいなのか。今回購入したニプロのFS nextはメーカー価格13000円ですが、楽天などのネット通販でみると安いところは約半値の7000円から10000円前後といろいろ。安い値段が登場するのはわかりますが、定価の半値でも商売が成立するならメーカーはいくらで出しているんでしょうか?

考えるに、血糖値を測る人は糖尿病の患者さんがほとんど。その方々はかかりつけの医療機関で測定器やチップを入手することになるので保険適用で(メーカー提示価格の)3割。先の例なら3900円以下で、メーカー利益を考慮すると卸値はそれより安く、3000円以下でしょうか。だとすると、3割価格でも損にならないような原価ではないか。

センサーチップにいたってはもっと厄介で、国内では対面販売のみという医療行政の規制に引っ掛かって通販では購入できません。安売りを標榜するドラッグストアにいたっても定価販売という有り様。要するに病院経由じゃないとお金がかかる状況になっています。これでは境界型や予備群の人が手軽に血糖値を測って糖尿病を予防しようという気持ちが殺がれます。

海外では同じような商品がより安値で普通に出回っているのになぜ日本国内では対面販売のみで高いのか。おそらく医療保険制度の違いが原因です。海外では病院であろうと個人で購入しようと価格は変わりませんが、日本では皆保険制度で医療品価格の値段が保険で定まるため、そこから利益がとれるように設定され、国内価格の高止まりになっているのでしょう。

こちらが糖質制限を始めた10数年前に比べると糖質の危険性を表明する人たちが増えてきましたが、いまだ炭水化物6割の食事などいう科学的根拠なき栄養学を薦める医者や栄養士さんは(望む望まずにかかわらず)糖尿病患者養成機関だと悪態つきたくなります。先週訪れた京都の丸善書店でそのダイエットの書棚に糖質制限は危険だ云々という本が増えてきたのを知り呆れてしまったので一筆したためた次第です。