ミミズ 復活の日

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ミミズコンポストの話。このたび、新しいミミズを再導入しました。
思えば、ミミズコンポストを始めてから既に17年。わいてくるミズアブやゴキブリに辟易し一度諦めかけましたが(2007年)、1年くらいの中断を経て再開(2008年)。ところが昨年末にメンテをサボったため今年の春先に全滅。でも、ミミズとは縁を切りがたく先週に新装開店。

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ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)

家を建てた時に生ごみをできるだけ出さない暮らしを希求し、ミミズコンポストを導入したのはずっと以前にお伝えした通り。その時私とミミズとの出会いについても触れましたが、いろんな出来事やキッカケが運命的に導いたという感じが今更ながらします。

そのミミズ、2000年当時はまだまだマイナーで、全国のミミズコンポストをしている方々を紹介する「ミミズの友達」(名称不確か)のようなサイトがあったくらい。でもそれも昔。最近はいろんな所で紹介されてきたせいか、おやりになる人たちも増えたような感じです(統計は不明)。

何しろミミズは生ごみを食べて土に変えてくれます。というか、ミミズの体を通過した生ごみ、つまり糞そのものが土であることは昔にダーウィンが解説した通り。また、ミミズのおしっこも栄養分が豊富なので薄めれば良質の液肥となります。電気や機械仕掛けで行う生ごみコンポストも随分エコですが、ミミズコンポストや木桶コンポストの方が遙かにエコでリーズナブルであることは明らか。


届いたミミズたち

厄介なのはメンテナンス。寒い時はミミズは仕事をあまりしてくれませんし、高温な夏には温度によっては死んでしまいます(ドロドロに溶ける)。おまけに、湿度管理がうまくいかないとミズアブやハエのウジがわいたり、ダニやゴキブリも棲み着きます。お住まいの地域の温湿度状況にも大きく影響されますが、免疫関連の持病がある人は避けた方がいいでしょう。でも、それを乗り越えたら、こんなに痛快なコンポストはありません(きっぱり)。

実は昨年末から今年にかけて比較的温暖だったので、拙宅のミミズは活発に生ごみを片付けてくれていたんですが、コンポスト容器に貯まった尿の始末をサボった結果水気が多くなりすぎてほぼ全滅の憂き目に遭わせてしまいました。ミミズさんたち、ご免なさい。

さっそく生ごみを与えると食欲旺盛なミミズたち

このままミミズコンポストをやめてしまうのも残念なので、先週またシマミミズを手に入れて再開することにしました。今度は長いお付き合いになることを願っていますが、さて? なかなか楽しい日々の作業ですから、もしご自宅で生ごみコンポストにトライしようという人はミミズも是非検討オプションに入れて下さい。お薦め。

ご自身で勉強したい人へ、ミミズ関連の書籍を紹介した「生ごみ・コンポストの読書案内(2)」へのリンクはこちらです。