予想以上の素晴らしさ ニース その1

.Travel & Taste

1_nice110日ばかりでしたが、フランスのニースとその周辺をブラブラしてきました。
海は言葉通りの紺碧海岸(コート・ダジュール)で、昼間の気温が高いせいか、9月になっても海水浴を楽しむ人でいっぱいです。
これまで先入観で南仏の食事を敬遠してきました。でもあに図らんや。野菜はふんだん、ワイン良し、おまけに洗練されたレストランがいっぱいあって、なかなか美味しい休暇になりました。

一方、美術館・関連施設巡りの面白さは予想以上。ニース周辺は画家たちの晩年の生活場所になっていて、マチス、シャガール、ピカソは云うに及ばず、サント・ソスピール別荘は圧巻。

ニースを楽しんだ後はイタリアへ北上し、Albaで2回目のPiazza Duomoのディナーを堪能し、Torinoから帰国。なかなか密度の濃い大満足な旅で、とても幸せな気分です。

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2_nice ocean 2日本語の「観光」とは英語のSightseeing。誰が訳したのか知りませんが名訳です。モノを見るのではなく、光を観るというのはなかなか意味深ですもんね。南仏のコートダジュールはとても明るく爽やかで、強い陽射しの中で暮らす人たちとその環境をぶらぶら巡りながら、まさしく「光を観る」感覚になった次第です。

3_matisse 2その光を好んだのが多くの画家たちでした。ニースやその周辺の町はマチス、ジャガール、ピカソ、ルノアール、ボナール、レジェ等々・・・多くの画家たちが晩年を過ごした場所で、たくさんの作品だけでなく、その制作場所も身近に楽しむことができます。


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画家ではありませんが、コクトーもなかなか。彼は60歳を越えてニース東のサン・ジャン・カップ・フェラに棲み着いており、その別荘を絵で埋め尽くしたのは圧巻で、今回それを間近に見ることができて大感激でした。また、マチス自身が最高傑作と称したVenceのロザリオ礼拝堂を訪れ、その荘厳さに向かい合うことで、とても幸せな気分に浸ることができました。

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6_miniBB一方、期待していなかった食事については良い方に予想が外れました。新鮮で風味豊かな、たくさんの野菜やハーブ、加えて地中海の海産物を活かしたお料理は今風でなかなか美味。おまけに、ワインも秀逸。南仏ワインは未知の世界だったのですが、今回とっても美味しいのにめぐり逢って大満足。


さらに帰国をトリノからにしたことで、途中イタリア・ピエモンテのAlbaに立ち寄り、2度目のPiazza Duomoのディナーを味わいました。前回訪問時は星2つだったのが、昨年から星3つになったことで値段は1.5倍くらいに跳ね上がっていましたが、まるで夢のような忘れられない一時になりました。
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ということで、備忘録を兼ね、これゾという見所を紹介していきましょう(続く)。