春まだ遠く

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140210c都知事選は舛添候補の当選で幕が下りました。筋よりも利権重視の自公と連合。面子や党派党略に拘り一本化できなかった脱原発派。結果は想定通り。
ただ投票数の内訳を見れば都民の世論は脱原発か原発推進かで半々。それにしても、NHKほかTV新聞の原発関連話題はずしは露骨に酷かった。

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NHKが国民から原発関連の話題を隠してきたことは既に触れた通り。そのNHKは舛添当選になると、とたんに朝のニュースから大々的に報じるのですから呆れます。

おまけに、投票結果が出てからの脱原発候補らの話からも原発話題とマスコミ批判の部分を抜いてしまいました。そんなことは普通のTVや新聞を見ていても出てきませんので、独立系メディアの出番です。詳しくは、田中龍作ジャーナルをご参照下さい。

 

140210a要するに、3.11で如何なく発揮されたマスメディアの真相隠しは今回も健在。それはつまり、庶民にとって抑圧的支配的に働いたということ。いくつかの例外を除いて、TVと新聞は信じるな、ですわ(怒)。

ちょっと春めいたかと思っていると、記録的な大雪の2月になってしまいました。せっかく芽吹き始めた花芽も大変です。春はまだまだ遠い。でも、季節はいずれ回ってきます。それが自然の摂理。


厄介なことに自然とは異なり、ヒトの世は誰かが動き、多くの人がそれに同調していかないと変化なし。おまけに、自分だけが世の中を救える等と思い上がる者ばかりが闊歩すれば先行きは全くわからなくなります。政治家に謙虚さを求めるのはオカド違いかもしれませんが、そのことを改めて痛感する次第です。

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