糖質制限9ヶ月経過

.Lowcarboあるいは糖質制限

glmini昨年11月に始めた私の糖質制限は9ヶ月を超えました。1ヶ月報告3ヶ月報告6ヶ月報告と都度都度お知らせしてきた続きで、今回は9ヶ月目の経過報告です。
この間、体調はすこぶる良好、快便快眠。糖質制限を行っている限り血糖値は正常値を保ち、HbA1cは今回は5.1と下がってきました。一方で、ブドウ糖(糖質)を使わないエネルギーシステムへのスムーズなオンオフ能力を獲得したせいか、体内脂肪の消費が著しく進み、腹部回りはひと目でわかる位小さくなり、体重は約10kg減の58kg台。おまけとして、今夏は衣服の買い替えを余儀なくされました。

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基本的データから見ていきましょう。糖尿病の指標であるHbA1cは5.1(旧基準)で、以前の6前後から随分改善されてきました。でも、これは、糖質をほとんど摂っていないから当たり前。HbA1c低下をもって糖尿病が良くなってきたということでもなさそうです。

その理由は自分で測っている血糖値のデータから一目瞭然。時折飛び跳ねる血糖値は通常の食事や早食い気味の食事を行った時のものですが、膵臓機能が回復したのであればインスリンが直ちに供給され血糖値を速やかに低下させるはず。飛び跳ねデータがいまだにちょこちょこ出てくるのは、そうはなっていない証拠です。まだまだですね~。

自分自身で測っている血糖値は以下の通り。

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早朝空腹時の血糖値は80〜100ちょっとの間をウロウロしています(ブルーの点)。厄介なことに、この基礎血糖値の値が以前より少し上がり気味です。また、夏のせいなのか、起床してから1時間もすると(食事を摂らないのに)110位になる日がよくあり、血糖値を増やすホルモンの働きに対し、わが膵臓は十分対応していないようです。ここ数ヶ月糖質制限の厳密さが薄れてきたせいもあるのかもしれません。

問題の食後血糖値は随分改善されてきたような感触があります(緑黄赤の点はそれぞれ朝食、昼食、夕食後1時間の血糖値)。糖質制限の継続効果はそこらに現れているのかもしれません。

糖質制限は食後血糖値の急激なスパイクを抑えることによって、血管障害などの糖尿病障害を予防することを目的としています。でも、そんなキレイゴトのような理屈だけでは継続は難しい。実際のところ、実感できるメリットがないと何事も続けにくいのではないでしょうか。

幸い糖質制限の場合、体調や血糖値の改善、そして副産物としての体重減が実感できるので、日々のモチベーションが上がります。これが大きなポイント。

私はといえば、昨年11月の体重69kg弱は現在58kg台で10kgの減。最初の数ヶ月は急激な変化でしたが、今はゆっくりとしています。面白いのは、まず内臓脂肪を減らし、その後は皮下脂肪の消費に移行してきたことで、おなか周りの筋肉や腕や腿辺りの腱がくっきり目立つようになってきました。おかげで体重は高校生時分のものに戻ったのですが、以前とは筋肉と脂肪のバランスが違うのが苦しい所(苦笑)。

当然、衣服への影響も出てきました。上着はLサイズでちょうどだったのがユルユルなってきたし、ズボンもウエスト88cmやとか91cmはおろか、81cmのものでも少し緩めとなってしまい、今夏は綿パンを何本か買ったりベルトの買い替えと相成りました。

余分な体重を減らすことは医学的にはインスリン抵抗性を改善しますから、膵臓機能の復活に向けて今後も糖質制限を続けていく所存です。って政治家みたいな台詞で自分を鼓舞しておきませう。

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