雑感 2013年1月22日

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WhatIsThis?雪も上がったことだし、少しは外で運動もと考え、昨日はビオゴン25mmを持ち出しました。木々は既に春待ちの体勢のようで、なかなか逞しい。春の花咲くシーズンが楽しみです

お元気ですか。こちら、年初から面白い本に出逢ったり、急激な円安株高で資産バランスを変えてみたり、糖質制限の経過に一喜一憂したりで、あっという間に過ぎ去っていく毎日です。以下、ここ数日気になったことを書き留めておきます。

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まずは太陽光発電奨励のハシゴ外し。

昨日の報道によると、経産省はソーラー発電の買い取り価格を来年度から引き下げるらしい。設置費用が10%前後下がったからというのですが、これは不誠実な言い訳です。

これから設置する人の買い取り価格を下げるのならその理屈は通ります。でも既に導入した人たちは「高い設置費用」を費やしたわけですから、今年から買い取り価格を下げるのは約束違反。屋根に上がってソーラーパネルをつけたら、買い取り価格は約束よりも下がるというのでは、当初の資金計画もワヤ。文字通り「梯子を外された」わけで、これでは誰も国家を信用しなくなりますな。まぁこの国がそういうクニであることは3.11でも明らかになりましたけどね。

こんな信義則違反を平気で提案された調達価格委員長の京大教授・植田某はどう動くのか。彼は世間の動きが脱原発ならそっち向きになるし、政権が変わって続原発だと思うと踵を返す、そんなタイプ。あまり露骨だったら、師の末石さんが泣くゾ。

買い取り価格、来年度引き下げへ=太陽光発電、設置費低下で―経産省
時事通信 1月21日(月)19時8分配信

再生可能エネルギーで発電した電気の固定価格買い取り制度で、経済産業省は21日、太陽光発電の買い取り価格を2013年度から引き下げる方針を固めた。導入が拡大し、設置費用が10%前後下がった点を反映させる。買い取り価格を議論する同省の「調達価格等算定委員会」(委員長・植田和弘京都大大学院教授)で説明した。風力や地熱など太陽光以外の再生可能エネルギーは、導入量が少ないため買い取り価格を据え置く。

 茂木敏充経産相は都内の日本記者クラブで同日行った講演で、12年度は1キロワット時当たり42円とした太陽光発電の13年度の買い取り価格について「30円台後半に引き下げることができるのではないか」と述べた。

次に大阪市高校生自殺をめぐる橋下市長の好き勝手。

体罰教師が悪いのは当然。根絶する方に私も賛成です。でも、だからといって関連学科を廃止するとか、入試を取り止めるとは無茶苦茶の極み。痴漢がいるから列車を廃線にしろというのに等しいと書いた人がいましたが、まぁそんな喩えがぴったり。

橋下某がメチャクチャなのは今に始まったことではありません。でも本人が開き直っているように、大阪人が彼を選んだが故の結果というわけです。脱原発にしても、いつのまにかなかったことにしたかの感のある橋下市長ですが、大阪人ははたしてどうオトシマエをつけるのか。こうやって「ヒットラー」が生まれていくのだということを感じざるを得ない大阪市の状況です。

3つ目はアフリカの事件。

私が話題にしたいのはフランス軍によるマリ爆撃。アフリカはアフリカでも、アルジェリアの襲撃事件の影に隠れてしまった感のあるマリの方です。
mali

マリ内部の部族対立による軍事クーデターから内戦に至り、フランス軍が空爆参加という有様。エジプトやリビアの独裁政権が倒れ、北アフリカの内乱内戦が活発化してきたことの現れなんでしょうが、このマリがアルジェリアの隣国であること、マリがウラン産出国であることは、迂闊にも「ぎむり」さんのサイトを見るまで理解していませんでした。ロイターやBBCでも空爆開始くらいしか載ってませんでしたからね。

フランス語がわかる「ぎむり」さんは、ル・モンド紙の投書欄からマリとフランスの原発政策との醜い関係を推察していますが、宜なるかなで当たっていそう。ついでながら、マリの東隣はニジェールで、ここのイエローケーキつまりウラン精鉱の事件が例の「フェア・ゲーム」でした。原発をめぐるイザコザは世界中で起きている、という視点を持っておきましょう。

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閑話休題(って、どっちが本題なのか)。

antenna for Spring

25mmレンズはツアイスの18番(オハコ)らしいのですが、APS-CカメラのGXRにつけるので37.5mmになり、フルサイズの35mm画角とほぼ同じ。MTFはライカの24mm/F3.4と並び、レンズ端まで解像度が全く低下しないという全面カミソリのような切れ味ですが、開放近くではしっかりボケてくれます。

来週はカメラショーとか。リコーの新製品が不作だったら、ライカMに手を出そうかとも考えたりするこの頃です。

azeria