ドウダンツツジの仲間たち

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今年の緑は早くてきれい。庭のドウダンツツジも鈴成りに小さな白い花を咲かせています。
家を建て植木を選定する時に連れ合いと議論した条件はいろいろで、緑がきれい、花が可憐、秋の葉色変化が素敵であるとか、できれば果実ができて食用にできるもの等々でした。その1つ、ドウダンツツジは最後の条件を満たしませんが、秋の紅葉は絶品で少々面倒な夏の水やりの手間が報われます。

そのドウダンツツジの写真をとっていたら、今年はお仲間がいっしょに写っていました。

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まずアリ。先の写真の真ん中少し左側を実寸大に拡大したのが下の写真です。曇天だったせいか、写真全体としてはもう1つピントがはっきりしないように見えるかもしれませんが、私が合わせにいったのはアリの右隣の花でしたが、アリもしっかり映り込んでいます。クリックすれば 936 × 657 ピクセルになります。

最近のカメラはライブビューがよく出来ていて、ファインダー映像を8倍とか16倍に拡大して表示してくれるのでパッと見ではわからない小さな処にジャスピンすることができます。後はブレないようなシャッターを押すだけ。

それにしても、ファインダーで細々と動き回るアリを見ていると、自然の営みの確かさが私にも実感できます。こういう写真の醍醐味ですが、よくまぁここまで写ること写ること!

そしてマルハナバチ。

クマバチかと思っていたら、拡大してみると違う。調べてみるとマルハナバチでした。私が撮ったのは、まるで羽根が生えたコグマが花にしがみついているように見えるのがコミカルです。


クマバチのように胸が黄色じゃなく、お尻に黄色の毛がついているのが特長です。英語のバンブルビー(bumblebee)って、どこかで聞いたなぁと思っていると、映画「トランスフォーマー」に出てくるロボットにいましたね。

最後はカメラ談義。

今回使ったのはRICOHのGXR + A12 Mount + Leica Summicron 50mm/F2.0(1990)。それぞれ2つ目の拡大写真は4288 x 2848の写真をピクセル大で表示したもので、実寸でいえば45インチテレビの画面サイズ(新聞紙の見開きが38インチサイズ位ですから、それよりもまだ大きい)。そのサイズで見ても手持ち撮影が破綻しないってのは凄い。いや、凄すぎ。驚きです。その昔、Leicaの写りは全紙以上で見るとその違いがわかると云った木村伊兵衛さんは正しかった(苦笑)。

解像度だけならNIKONのNIKKORも相当シャープで凄いんですが、Leicaに比べると奥行きに欠け、ボケた背景は比較すれば単調です(手持ちので何度も確認)。これが噂に聞く階調表現の違いなのかしらん。

Leicaのレンズが凄いのか、RICOHのGXRが凄いのか、私にはわかりません。でも、この2者合体のデキは、私が撮したいイメージを叩き出してくれるので大満足。これだけ満足させてくれればレンズ値段の違いは・・・・・。

おまけは著莪です。トリミングで花の部分を取り出していますが、自然の造形の妙をお楽しみいただければ幸いです。なお上記写真はすべてネット表示用にJPEG圧縮を強めにかけています。実際のはもっとシャープです、念のため。