Radalert 100

.opinion 3.11

今日は買い物の話。
ラダラート100(Radalert 100)、米国製のガイガーカウンターです。
(追記)当初Radalert®100と書いていましたが、TMなのでRadalert 100と書き換えます。

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ガイガーカウンターは、いろいろあります。その道に詳しい人に聞くと、ハンディなタイプでもっとも信頼度の高いものの1つがインターナショナルメドコム社の製品とのこと。

でも、日本で買おうとしたら、やたら高い(苦笑)。500ドル程度のものが、この円高なのになぜ10万円を超えるのか、私にはさっぱりわかりません。千載一遇のふっかけガイガー売りが蔓延っているみたい。

ということで、5月に米国本社から直接買おうと思って在庫を照会したら全く返事なし。2回目のメールにも返事なし。モノがないのかな〜、それとも個人の注文だからシカトされたかな〜と思い、忘れかけていた頃、7月末になって「出荷できるよ、注文書出してね」と突然メールがありました。

早速、Order Form(発注書)と要求されたEnd Use Statement(使用用途申請書)をしたため、ファクシミリで注文。配送はUPS、FedEx、それにUS Postal Service(米国郵便)からどれかを選べるのですが、UPSやFedExは100ドル以上の送料なので、郵便のExpress Mail Int’l(国際速達郵便)を指定。これなら50ドル程度で済みます。

製造元を出たのが8月15日。CA空港に着いたのが17日。日本到着が19日で、通関に20日1日がかりで、私の家に着いたのが21日朝でした。以下、クリックすれば読めるものが表示できます。

気になるお値段ですが、本体515ドル、配送&手数料が53ドル。円高を享受して4.4万円程度。この他、関税1100円に通関料200円。UPSとかFedExにすると通関の手数料はどうなるのか不明ですが、まだガイガーカウンターを持っていない人で、英語マニュアルでも大丈夫という人なら直接注文はお薦めです。

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早速、自宅や近辺のバックグラウンド値を測定。驚いたことに、拙宅近辺の放射線の高いこと高いこと! ガイガーで検知できる崩壊数が分当たり15〜18(つまり15〜18CPM)、セシウム換算では0.15〜0.18μSv/h。東京の人たちがわいわい云っているのと同程度のデータに、ちょっとびっくり。(注)

拙宅近辺にはセシウムによる汚染はないはずなので琵琶湖の周りのバックグラウンド値が高いのでしょうか。それとも311以降、環境放射線が全国的に嵩上げされているのでしょうか。調べてみると、滋賀、岐阜、福井って自然放射線が高い地域でした(笑)。これまた測ってみないとわからん話で、人によっては測ってくれるなって云われそう。尚更、食べ物には気をつけないといけませんね。

図は放射線科学センター「自然放射線の量」から抜粋

(注)拙宅の放射線データの高さはセシウム換算が問題なのであり、実際はラドンとか別の核種できちんと換算すべきところ。したがって、μSv値はあまり意味がなく、CPMデータだけを見ていただけると幸いです。