南部美人
2011/04/13
東北の酒元の多くが被災し酒蔵が壊れました。でも、生き残った蔵もあります。南部美人はその1つ。
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南部美人は岩手県二戸市にある酒処。蔵は被災しましたが、タンクに入ったお酒などはなんとか大丈夫だったとか。でも運送手段が途絶え、モノが出せない状態になったのですが、それもつい最近動き出したようです。
TVで見た時に社長さんだかがおっしゃっていたんですが、岩手の酒蔵が震災と津波でやられてしまった、でもそこの杜氏や従業員を自社で預かっていっしょに再開を目指していこうと考えているとのこと(うろ覚え)。その意気や良しで、とりあえず3本注文。一昨日届きました。
出荷日をみて下さい。2011.4というところ。震災に耐えたお酒なんですね〜。復興の第一歩という感じで、旨さが身に滲みます。ん、臓腑に滲みわたる、かな。
東北のお酒といえば、豊盃(青森)、山形正宗(山形)、くどき上手(山形)、そして岩手の南部美人、あるいは宮城の浦霞のような銘柄が私の頭に浮かんできます。他にもいっぱいあるんですが、ご免なさい。私が飲んだことのあるのはそんなところなんです。
数年前瑞巌寺に遊びに行った時、訪れた浦霞の蔵は大丈夫だったんだろうかと思っていましたら、何とか震災津波に持ち堪えたようで安心しました。
東北のお酒は少し甘味を感じるので、どちらかというと私は辛口の北陸のお酒が好みです。でも、今回は東北がんばろうってことで、しばらく東北のお酒を飲もうと思っています。
だいたい自粛なんて他人に言われてやるようなもんじゃない。モノが流れないと経済が萎みます。経済が萎めば復興のお金も出しにくくなります。そんなこんなで、お酒好きの方は東北のお酒もラインアップに入れてみては?