第4エンジン〜日航123便墜落事件の闇(3)〜

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次は日航123便の「第4エンジン」と「水平尾翼」。これらが墜落地点からかなり遠い場所に落下していたことをご存じでしたか? 発見された場所と機体の墜落地点との位置関係、飛行高度を考え合わせると、トンデモナイ話が浮かび上ってきます。

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実は私、日航123便の「第4エンジン」と「水平尾翼」が墜落地点からかなり遠い場所に落下していたことを知りませんでした。でも、日航123便の航空事故調査報告書(*1)を読むと、「第4エンジン」は御巣鷹の尾根の墜落地点ではなく、そこから約700mも離れた地点に落ちていたことが記載されています。また「水平尾翼」は墜落地点から約600m、「第4エンジン」から約500m離れた地点で発見されたと記載されています(下の残骸分布図 参照)。

日航123便の残骸分布図(航空事故調査報告書より転載)(赤色部分のみ追加)

4トンもあるエンジンは、墜落後に山の斜面をズリ落ちることはあっても、700mも遠くへ吹っ飛ばされることはありません。だとすると、「第4エンジン」と「水平尾翼」は墜落時の地面への衝突で脱落したのではなく、それ以前の時点で日航機から脱落したと考えられます。

フライトレコーダー(デジタル飛行データ記録装置:DFDR)の記録によると、墜落の45秒前の日航123便の気圧高度は約10000フィート(高度約3050m)でした。そして、そこから約1500m急落下して御巣鷹の尾根に墜落しています。墜落の45秒前に日航機長が絶叫していること、機体が墜落を始める直前に物凄い横揺れに見舞われたことを落合由美氏(生存者4人のうちの1人)が証言していることから、墜落の45秒前に「第4エンジン」と「水平尾翼」が破壊脱落するような激しい衝撃があったと、小田周二氏は著書(*2)で指摘されています。

「永遠に許されざる者」(小田周二著、文芸社)

墜落の45秒前に日航機は高度約3050mを飛行していたので、御巣鷹山の山頂(標高1639m)やその周囲の山々の山頂より900m以上、上空を飛行していたことになり、山肌や木に接触した衝撃で「第4エンジン」と「水平尾翼」が脱落したのではないことは明らかです。高度3050mでは鳥が衝突する可能性はありますが、鳥をエンジンに吸い込んでトラブルが発生することはあっても、エンジンそのものが脱落することはありません。

では、何が原因なのか。小田周二氏の推測は「ミサイルによる第4エンジンと水平尾翼の破壊脱落」です。

航空機の残骸分布図を標高や飛行高度などと照らし合わせながら、墜落の45秒前に何らかの外的衝撃力によって「第4エンジン」と「水平尾翼」が破壊脱落したこと、「第4エンジン」と「水平尾翼」を失った日航123便が制御不能となって1500m急落下して墜落したことを考えると、この唐突にも思える原因説は俄然信憑性を帯びてきます。

いったい誰が何のために破壊したのでしょうか?(IZ)

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出典
(*1) 国土交通省:航空事故調査報告書(昭和62年(1987年)6月19日)
   https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/62-2-JA8119.pdf

(*2)「永遠に許されざる者」(小田周二著、文芸社)電子書籍 第1部 2章 p1〜5