This time is different その2
2010/01/07
ロゴフさんらの“THIS TIME IS DIFFERENT”のメッセージを煎じ詰めると、We have been here before になる、そう昨日書きました。
書いていて、そのフレーズ、なんか昔からよく口ずさんできたなぁと気になって仕方なし。CDをパタパタひっくり返してみると、……やっぱりありました。CSN&Yです。
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CSN&Y、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング。最近はCSNYと最後のニール・ヤングを区別せずに表記しているようです。まぁ4人平等に扱うのがいいよね。
高校生の頃「Carry on」とか「Deja Vu」を最初に聞いた時、変則ギターチューニングに驚き、そして彼らのハーモニーの美しさにぶっ飛びました(’が表記できないのはご勘弁)。弾けもしないのにオープンDに調弦したり、歌えもしないのに口ずさんできました。その記憶が今まさに蘇ったというわけです。
で、「We have been here before」ですが、「Deja Vu」の歌詞そのものがまさに今回の「This time is Different」本そのまんま。(以下、勝手訳)
♪ たぶん前にここにいた気がする、わかるでしょ?
♪ 何か不思議な気持ちなんだけど、
足下ではいったい何が今起きているんだろうか?
♪ きみは知ってる? いま何が起きつつあるのか…
ってな感じ。
極めつけの印象的なリフレインは「We have all been here before」、「みんな前にここにいたんだよ」の繰り返し4回。
フレーズだけ取れば、ロゴフさんらの言い分、そのまんまを約20年前に歌っていたというとことになります。それくらい、「We have been here before」というテーマが普遍的なんでしょうね、きっと。
紹介したCDは、4人がアフガン・イラク戦争に反対して行ったコンサートのライブアルバム。自分の好きなアーティストが戦争反対のために立ち上がるだけでも嬉しいのに、その曲がこうしてロゴフさんのメッセージと重なり、新たな未来へのイメージに繋がっていくことに何か不可思議な因縁みたいものを感じてしまいます。まるで、高校生の時に今日の日を見通していたみたいな、そんな変な感じ。これって、いったい何なんだろう?
まぁ、私の個人的感想は横に置いて、ロゴフ本を読みながら、CSNYをかけるのも一興ですよ。
蛇足:日本の歌にも似たようなイメージを展開するものがあります。それは、「♪ この道はいつか来た道、あ〜ぁ、そうだよおォ、♪」ってやつで、アカシヤの花が咲いているのでありました(昨日の?の答)