月齢

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月の魔力今日は月齢13.6日。ほぼ満月ですが、あいにくの雪や雨でちょっと残念。

お気づきでしょうが、投稿日付の横に月齢をつけています。この表示はchameleon Cyberさん作成のものを拝借しています。 この場を借りて謝辞とさせて下さい。

なぜ月齢表示をつけるのか。月のリズムを知っておきたいから。

なぜ知りたいのか? 自然のリズムを数値的に自覚し、日々の暮らしに役立たせたいから、です。

月のリズムとは何? 
地球の周りを月が回っているのはご存じの通り。その月の引力で潮の満ち引きがあるのも知ってらっしゃいますよね? 海の水を引っ張るくらいですから、私たちヒトにも何らかの影響があるはず。そうそう、満月になると変身する狼男の伝承はまさに月の影響をシンボライズしたものに他なりません。

そんなの非科学的だと一笑にふしたあなた、そんなあなたに云いたい。
いくら科学技術で武装しても、しょせん万有引力には逆らえません。月の引力も感覚的に関知できないだけで、潮の干満に明らかなように明らかに実在します。バイオリズムの周期が月の公転周期とほぼ同じである理由を考えたことはありませんか? と。

なんだかんだ云うまでもなく、ヒトは月から何らかの影響を受けている、と考える方がよほど科学的だと私は思いますね。問題はそれがどういう風に私たちに影響を与えているのか、ですが、それは明確にはわかりません。このメカニズムはいずれ科学が詳細を明らかにしてくれるでしょう。でも、その解明を待たなければ何もできないというわけでもなし。

草花の成長や庭にやってくるトリたちの機嫌をみたり、こまごましたムシたちの生活をながめていると、何かリズムのようなものを感じませんか。四季の変化は地球の公転で説明をつけたような気になっても、なぜ花が咲くのか、どんなシグナルがそれを誘導し、何がトリガーになっているのか等を言い出すとどうでしょう? 現行科学でわかることはたいして多くないことに気づかされます。

自然歴や月齢を確認しながら毎日過ごしていくと、自然のリズムの背後にある宇宙のチカラを何かしら感じることができる… かも。でも、一歩間違えると錯覚・思い込みの世界か(苦笑)。まぁそれもよし。

さて、
アマゾンリンクをつけた「月の魔力」(東京書籍 1984/1996)は月の影響を追及した数少ないもの。
著者はA.L. リーバー、訳者は藤原正彦さん、藤原美子さん。月のサイクルと人間の攻撃性との関連、殺人行為との統計調査、あるいは生体リズムから進化との関係、そして著者の主張する「バイオタイド理論」の紹介。なかなか興味深い内容満載。この手の本には怪しげなものが多いのですが、これはマトモな本。

ちなみに藤原正彦さんは、あの「国家の品格」や「博士の愛した数式」のモデルになった藤原さん。もっといえば、新田次郎・藤原ていの子息の藤原さん。だからといって、この本の内容を頭から鵜呑みにするのは要注意。