関電原発絡みのお金 もう1つ
2019/11/03
福井高浜原発をめぐる関電幹部の多額な金品受領。関電では1万円以上の金品をすべて報告させてチェックするとのこと。何億円もらおうと1万円だろうがお金の受け取りはいっしょでも、その意味するところは全く違います。そういったゴマカシの稀釈効果にはくれぐれもマヤカされないように。
さて、今回触れるのは別件。他にも汚い原発マネーが蠢いているのではないかとググってみると、なんとまぁ自分が昔に書いたものに行き当たりました。それは関電美浜原発をめぐるものです。
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本サイトに、「美浜町に毎年10億円以上の匿名献金」(2011年7月14日)というのがありました。過去形にしたのは記憶の彼方に消えていたから(呆)。
どんな話かといえば、福井県美浜町には町の予算の約1割にもあたる10億円が匿名で寄附されているとのこと。誰からの献金かは不明ですが、町長の応対から察するに関電絡み・原発絡みはほぼ間違いないでしょう。
福井県美浜町の年間予算は109億円程度。このうち、約10億円が匿名献金というのですから驚きです。TVの取材に対して町長曰く、「誰からの献金なのかは私の口からは言えない」「電力会社からということも言えない」「関係会社の方が多いとも言えない」って、ほとんどゲロっているじゃないですか!(町長発言はウロ覚えです。記憶違いかもしれません)
原発絡みの事業には利権がたっぷり。おそらく工事費などの事業費を水増しし業者や関電幹部そして政治家等が潤う仕組を作っているであろうことは、今回の高浜町有力者と関電幹部との収賄からも容易に察せられます。
美浜町の場合は悪徳代理人は使っていないようですが、匿名献金という一見すれば合法的な手続きを装い、美浜町側へキックバックされているのではないでしょうか。
これを明らかにするには、関電社員に対する1万円以上の金品受領の報告ではなく、1万円以上の関連自治体や関連事業体への寄附行為こそチェックしないと判明しないはず(きっぱり)。