の れ ん
2000/03/23
ノレンはなかなか使い勝手があります。私には掛け軸をとっかえひっかえする趣味はありませんが、ノレンは季節毎に変えようかとも思っています。
なにゆえノレンかと言えば、ちょうど家の建設中に京都四条の「えり善」に行く機会があり、そこで素敵なノレンを見てしまったことに端を発します。壁に掛けてあったのを見て、そやそや、間仕切りはこれでいこうと連れ合いと決めてしまったんです。ホンマに一瞬のインスピレーションでした。それくらい、えり善のノレンが印象的だったということかもしれません。
聞けば、染め物職人さんが肩の力を抜いて制作したものとかで、値段も2万円程度からでリーズナブルです。材質も綿、麻、綿麻混といろいろで、絵付けもロウケツやしぼり染めなど多彩です。なんといっても素敵なのは、季節に合わせた絵柄があるということでしょうか。
ノレンの効用ですが、拙宅の場合、夏は引き戸を開放して家全体を1室状態にするので、その境界に間仕切りモノが欲しいというのがまずひとつ。また、ノレンの多彩な図柄や素材感を活用して、家の中に季節感を持ち込もうという試みです。下左は先日見つけたツバキ柄のノレンですが、なんとも格好いいんですね、これが。このノレン、連れ合いも私も一目で欲しくなり、買ってしまいました。玄関先に掛けていますが、大満足。間仕切りだけでなく、春先までの雰囲気も十分演出しているでしょ? う〜〜〜ん、ノレンってこうして使うのかと改めて感激のこの頃です。
洗面所入り口は大胆なツバキのれん(季節で替えます) … キッチン入口はグリーン