怒りや憤りをその場限りにしないために

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先週来の関電会長、社長、副社長ら幹部社員と原発のある福井県高浜町の有力者との間の収賄事件。憤りを感じた人は多いはず。一時限りの憤りにしないためにできることはないのか。誰にでもできることが1つあります。

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いうまでもなく、あのお金は私たちの電気料金。決して福井県の有力者や関電の会長らのポケットマネーではありません。

つまり、関電幹部へキックバックされた大金は、元はといえば関電が支払った工事費や警備費などの関連投資。さらに遡れば私たちが支払った電気料金。だから、私たちのお金が収賄に使われた、というわけ。これで憤りを感じない人がいたら、能天気な幸せ者か関電の収賄を擁護する支援者でしかありません。

あなたはこれを放置できますか。ただ単にひどい話だね〜などと他人事のように云っただけでは何も事態は変わりません。喉元過ぎれば何とやらで、(その場限りでゴチャゴチャ言う)口だけの庶民をあざ笑って関電がほくそ笑むだけ。

もしあなたが関西在住で関電の電気を購入しているのなら、関電との電気契約を止めるというのが一番の意思表示。それが一番キツイお仕置きになります。(追記)

そんなことができるのか。できます。数年前まで電気契約はそれぞれの地域の電力会社が独占し、私たちは他から電気を買うことができませんでした。でも、数年前から自由化され、現在誰でもいろいろな電力会社と自由に契約できるようになっています。

おまえはどうかと云われると、私はこの10月から地元のガス会社に変更しました。それまで関電との契約を結んでいたのは、ソーラー発電を関電に売っていたため他社に変更するのが手続き的に複雑で面倒だったから。(人質に取られていた、ともいえます)

そのソーラー発電の販売も、この10月から関電以外にの会社に販売できるようになったので変更しました。もしそうしていなくても今回の事件で契約変更に動いたでしょう。

あなたのお金が関電の贈収賄に使われないためにも、そして関電幹部の醜悪な悪行を決して許さないためにも関電の電気は不買、つまり電気契約の解約・他社への変更を進めていきましょう。誰にでもできる反撃を悪徳電力会社へぶつけましょう。

(追記)関西以外の方々は地元大手電力会社が何をしているのか注視してご判断下さい。