2019年 道東2 薄荷

.Travel & Taste

暑いですね〜。梅雨が開けて一気に暑さが増してきました。お変わりございませんか。私の、暑い夏のお供にハッカスプレーがあります。濡れタオルにシュポシュポするとス〜〜〜ッという爽快感が続きますし、シャツの襟に振りかけおくのもマル。そのハッカが薄荷と書くのを知ったのは今回の旅行で北見を訪れたから。その薄荷について。

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弟子屈から上川町へ向かう途中、どこか面白そうな処はないかいな、とチェックしていると北見がありました。北見といえば、カーリングで一躍有名になった場所ですが、昔から有名なのがハッカ。丁度いい機会だ、私の常備品でもあるハッカのルーツを探ってみようということで北見市中心部にあるハッカ記念館へ。

北見ハッカ記念館には薄荷蒸留館が併設されています。薄荷って何?と思った直後、そうかハッカにはそういう漢字をあてるのか~と初めて気付きました。

薄荷蒸留館で稼働中の薄荷油生成器

どちらの建物も戦前の風情を残す趣きありで、中にはハッカの種類分類から始まり、過去から現在までハッカが含まれている商品の数々の紹介や、昔から北見地方で使っていた蒸留装置などが収められています。面白いのはハッカの成分分析にガスマス(ガスクロマト質量分析計)が展示されていたこと。昔から随分進んでいたんですね。

もう1つ、この場所で知ったのはハッカとは英語のミントだということ。スイートミントとかペパ−ミントなら私でもわかりますが、アールグレイ茶に使うベルガモットまでミント(つまりハッカ)だと云うのはびっくり。おまけに西洋版だけでなく和製ミントもたくさんあることにはさらにびっくり。

云われてみればそうだけど、ミントってシソ科だし、ハッカというとス〜〜っという清涼感が第一印象なのでハーブのミントが全てハッカだというところまで知恵が回っていませんでした(苦笑)。

そのハッカも既に海外産に押され、北見ではほとんど作られていないとのこと。現在、北見ハッカ通商製として売られているのはインド産のハッカに北見産をほんの少し混ぜたものらしい。

その代わりなのか、記念館の隣にある薄荷蒸留館では今でも試験的に北見産のハッカからハッカ油をとる装置が動いています。そこからできた油を蒸留館の売店で販売していたので少しゲット。無水アルコールに混ぜてスプレーしたり、家のアロマに使おうと考えているところです。

とにかく、薄荷についていろいろ勉強になりました。ハッカも奥が深いなぁ、というのが私の印象です。

左は私の愛用品。右は北見のハッカ記念館生成のスペシャル薄荷オイル。