白山のふらり で FreeStyleリブレ

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一般に日本料理は砂糖や穀類を多用するので糖質を制限しようという者にとってはちょっと手が出しにくい。でも、「ふらり」さんでのお食事では私の血糖値はほとんど問題なし。他のレストランでの結果を併せて類推すると、糖質量だけでなく食事時間(あるいは単位時間当りの糖質負荷)が大きく関係しているようです。

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先日紹介した、ふらりさんの食事で私の血糖値はどう変動したのか。まず4月1日(土)の夕食から。この日のお品書きは以下の通り。

初っ鼻から「じゃが芋」とは「あちゃ〜〜」ですが、これがなかなか美味くて即胃の中へ(あらら)。2番目は囲炉裏で燻されたイワナの炭火焼き。聞けば小一時間は炭火で焼いて食事のときに囲炉裏へ移動させているとのこと。じっくり火を通した結果骨まで柔らかく、炭火の香りも香しく頭の先から尻尾まで全部食べることができました。囲炉裏料理の醍醐味ですね。


続いて「山のお造り」と題されたのが絶品。ニジマスのお刺身を裏漉しの白山堅豆腐で和えたもの、それに菜の花の昆布締めのイワナ巻の2つです。山の幸の滋味が美味というべきところでしょうか。その後八寸代わりのおつまみ一皿が出てメイン的な猪鍋。白山麓の猪に地元のナメコや野菜がいっぱい入ったもので、これまた美味しく頂戴しました。


酢の物の次は、きくらげ真丈揚げ出し。ふわふわで美味。この後に出てきたのはニジマスの棒寿司。ご飯はほんの少しにするつもりだったのですが、この棒寿司はここの自慢の逸品。2人で4貫に減らしてもらい、1人2貫をパクリ。美味しい。でも血糖値がコワイ(饅頭コワイではありません、念のため)。おまけにデザートのフルーツポンチもスルリと胃の中へ・・・。


この食事で私の血糖値はどう動いたか。それが次のグラフです。

4月1日の夕食時の血糖値。18時〜21時の食事です。

食事開始は18時。食前の血糖値は96だったのが19時前に110程度と少し上がっているのは第一の皿のジャガイモのすり流しのせいでしょうか。でもそれからはほとんど横ばい。野菜にもそれなりに糖質が含まれているのに、この血糖値の変動は有り難い。お昼の食事とは大違いの結果となりました(注記)。

よく見ると、22時前にいったん90くらいに下がった後に22時半くらいに110程度になっています。おそらくこれは最後の棒寿司とデザートによるものでしょう。ピークが遅れて出現しているのはアルコールによる遅延効果かもしれません。

糖質が30g程度ある食事を短時間で食べると私の血糖値は180超え。最後の棒寿司やデザートを考慮すれば、今回の食事の糖質はゆうに30gを超えていますが、血糖値は上がらず、健康な人とほとんどいっしょ。いったい何故なのでしょうか。これは私だけの話なのでしょうか。


インスリン分泌がなくなった1型の人や追加分泌が期待できない人ではこうはならないでしょう。私の推測は既に紹介しましたが、翌日の朝食での血糖値の上昇を紹介しながら再度検討してみます(続く)。

(注記)お昼のランチ後のピークは152。これは某店の「豚生姜焼き+味噌汁」によるものです。糖質の少なそうなものを選び、ご飯なしにしたのですが、焼肉のタレに含まれる糖質が多かったせいか50近くも上がってしまいました。あらら。