趣味はSMBG?

.Lowcarboあるいは糖質制限 FreeStyleリブレ SMBG

先日連れ合いから、私のやっているSMBG(自己血糖測定)は趣味じゃないのか?と問われ、考え込むことしきり。血糖値の測定は毎日の健康状態の把握、そう思っている身としては趣味というより生活の一部なつもりですが、ハタから見るとそうでもなさそうです。そもそも趣味とは何ぞや・・・・・。

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趣味はと問われたら、普通は読書や映画鑑賞、あるいは美味しいものの食べ歩きや特定のスポーツ等を挙げる人が多いのではないでしょうか。でも本当にそれらは趣味なのか。

毎日の食事は生きるためだから趣味ではありません。でも、美味しい食事に拘るとどうでしょうか。お酒は飲まなくても生きていけますが、日々の糧だと抗弁する人は多いはず。仕事だって給料をもらうだけなら趣味ではありませんが、必要以上にのめり込んだり休日もなしで打ち込んでしまうと「仕事が趣味」だと云われかねません。要するに趣味とそうでないものとの境界は曖昧です。

辞書を紐解けば、いろんな解釈が出てきます。私がしっくりきたのは「(利益などを考えずに)好きでしている物事」(新明解国語辞典)というもの。プロではなくアマとして取り組むなら趣味だというわけですが、プロだって利益度外視で行うこともあるでしょうから、これもまた境界は曖昧です。

長い前振りになりましたが、SMBG(自己血糖測定)は趣味なのかどうか。インスリンや薬剤を使って血糖値のコントロールを行っている人の場合、SMBGは生きるための手段であって趣味だなんて云われると心外でしょう(インスリンや薬剤なしで上手くいく方策を狙うなら尚更)。

私の場合でも趣味というより「毎日の仕事」的な感覚です。ですが、測定好きな者としてはいろんなケースをチェックしたい気持ちが抑えられず、必要以上に測ってしまいがち。またいろんな機器を試してどれが良いのかも知りたいクチです。そういう私を見ていて、連れ合いが「趣味」だと云ったのでしょう。

ということで、趣味的な要素が強い私のSMBGですが、数日前に最新式のを1つゲットしました。アボットのFreeStyleリブレ。アプリケーターと称するコイン状のセンサーを上腕に貼り付け、2週間分の血糖値を連続測定できるという驚きの計器です。

ヨーローッパに登場したのが3年くらい前ですが、日本は昨年やっと認可が下り、今年になって一般販売開始されたようです。既に海外から入手した人たちがネットでレポートしていますが、海外版は測定単位がmgではなくmmolだったり表示がドイツ語だったりで大変です。

このFSリブレは2週間連続測定で、毎分毎測ったものを15分間の平均値で残しますが随時測定することもできます。そのため2週間測定可能なアプリケーターを上腕に貼り付けるのですが、防水機能があるためお風呂程度なら大丈夫という触れ込みです。測るのは血液ではなく間質液(細胞間液)ですが、血糖値補正をしているらしい。

気になるアプリケーターのお値段は7756円(税込。メーターは別で1回購入すればいい)。1日10回測る人なら1回当たり55円。一般的な血糖値測定なら単発の測定が1回当たり百数十円かかりますから(センサー+ランセット、こちらもメーター代は別途)、1日5回で同程度のコストです。FSリブレはデータ管理もパソコン経由で可能なので、その分割安かもしれません。

数日前に拙宅に国内販売品が到着。SMBGは私の趣味だと看破した連れ合いからの誕生日プレゼントでした。サンクス。昨晩から楽しく!?測定開始した次第です。早々に面白いデータが出てきていますがそれは後日のお楽しみ。

FSリブレのアプリテーターを上腕に装着しました。