T-mobile AのSIMカード オーストリア旅行その2
2015/09/25
オーストリアでiPhone/iPadを使うため、T-MobileのSIMカードを購入。私のはSIMロックのない機器ですから導入は簡単です。とはいえ、問題はオーストリアの営業時間。お店は夕刻早めに閉まるし、日曜日は完全定休。土曜晩に現地に着いた身としては月曜日朝までお預けでした。
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海外の旅に出る場合、パスポートとお金は必須。加えてガイドブックあるいは地図(マップ)も大切です。どこかに行きたい、あるいは何々をしたいと目的がはっきりしている時にはとっても有用だから。
その地図、昔は大きな地図や本の中の地図でしたが、最近はGPSでの位置確認とともに電子版の地図が手軽に使えるようになりました。これはきわめて便利で痛快です。道に迷うのも旅の面白みというのには同意しますが、携帯機器のデジタル地図は一度使うと手放せません。
そのためにはiPhone等の携帯機器で通信を行う必要があります。ところが、日本の契約をまんま使うと1日当たり2000円くらいかかり、10日で2万円。この金額を良しとする人を横に置き、SIMフリー機器を用意して現地でSIMカードを調達するというのが通の道。かく云う私もイタリアではTIM、フランスではORANGE、タイではi-CoolのSIMカード、を紹介してきた通りです。
オーストリアのキャリアを調べると、A1、T-mobie、3、などとそれらのMVNOがあり、それぞれ短期間でのプリぺッドカードを用意していることがわかりました(今回も「シニア旅人」の旅情報を参考にしました。毎度ながら感謝)。
私が選んだのはT-mobile。T-mobileは通信パックが便利だし、他社のはトップアップ(補充)が面倒だからです。ただしT-mobile自身はドイツの電話会社なので、国を区別するためかオーストリアでの画面表示はT-mobile Aとなります。
ところがここで問題が1つ。オーストリアでは日曜日クローズ+土曜日早じまいのお店がほとんどで、月曜日朝の開店までSIMを入手できないのです。仕方ありませんが、オーストリアに旅行される人はご注意下さい。
ということで、14日月曜日朝、インスブルック中央駅近くのお店へ9時過ぎに到着。iPhone画面で欲しいカードの紹介ページを示しながら、英語と独語混じりで注文。すぐにゲットできました。
早速機器に入れてみると、iPadの方は即稼働。でも、iPhoneはデータ通信がうまくいきません。なんで?
店員さんが「あなたのiPhoneをドイツ語にしていい?」と云うのでオーライして設定を見てもらうことにしたら、LTEでは通信できないことが判明。仕方がないので3G回線に繋ぐことにして事なきを得ました。でも、このカード、LTE対応なんですがね〜。インスブルック駅周辺では使えないのかしらん。iPhoneはiOS8になってAPNを簡単にいじくれなくなり、旅先ではパソコンなしでは自動設定以外に使えないのが難点ですね。
肝心のお値段ですが、下記のパンフにあるように、iPadのデータ通信だけなら10GBで€15。電話も可能なiPhone対応で€20、こちらは電話は2000分にデータ通信4GB。どちらも30日間有効ですから、10日間程度の旅行なら十分でしょう。
とにもかくにもインスブルックでSIMカードをゲットして、その後1週間はiPhone/iPadを使えることになりました。2500m級の山頂でもGPSで位置確認できましたのでとっても便利だったことを付け加えておきましょう。