ORANGEのSIMカード ニース その7
2014/09/29
注文していたiPhone6 SIMフリー版が昨日手元へ届きました。当初10月中旬以降とアップルに云われていたのが、半月早まりました。既に手持ちのSIMフリー機器は4台あり、これで5つ目。白状すれば、SIMフリーのFreetelは全くスマートではなくバッテリーももたずで役不足。それでiPhoneに復帰した次第です。
でも、freetelは9月の旅行では活躍してくれました。というのも、現地通信会社ORANGEのSIMカードを入れて電話として使ったから。その報告です。
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ネットを使う人で海外でモバイル機器を使いたいと考える人にとって、日本以外でも使えるSIMフリー機器や海外通信会社の情報というのは貴重です。このサイトでもイタリアTIMを取り上げた「イタリアでイーモバイルルーター」が未だに根強いアクセス数なのはその反映でしょう。
さて、フランスではORANGEやSFR等の電話通信会社のSIMカードを使うことになります。この方面の情報は日々変化。先日お伝えしたユーローミングはさらに広がるでしょうし、現在のメニューだってガラリと変わり、来年の今頃はどうなっているのか全くわかりません。ということで、私が参考にさせていただいたサイトは「シニア旅人の旅情報」でした。ありがとうございます。ニースの中心街にはORANGEやSFRのお店が結構あります。ORANGEは日本のドコモみたいなものでフランスで一番大きな会社ですから接続は一番安心というところでしょうか。ネットでいろいろ調べてみると、一番簡単な注文方法は予め紙か何かに注文するものを記しておき、それを店員に見せて頼むというのが良さそうです。
私の場合、前もって依頼会社のメニューをチェックし、必要なものを決めていました。そこで、iPadはデータ通信用、freetelは電話用かあるいはデータ通信も可能な契約にしたかったので、ORANGEのメニューから、
iPad ・・・ Let’s go + 10€/7jours
freetel ・・・ Mobicarte + les recharges max 300Mo 20€/1mois
という2枚のメモを作成。
いったい何かといえば、まずiPadは通信専用なのでLet’s goというSIMカードで、7日間ネット接続(上限は1G)という契約。スマートフォンのfreetelは電話が可能なMobicarteという契約にして、1ヶ月300MBのネット接続のオプションをつけるという内容です。人によってはもっと通信量が欲しいという人もいるでしょうから、詳しい内容はORANGEのHPをご覧下さい。
http://www.orange.fr/
http://boutique.orange.fr/mobile/recharges-mobicarte#internetMobile
http://boutique.orange.fr/mobile/recharges-mobicarte#max
このメモを店の女性スタッフに見せると、はいはいという感じで商品を出してきてパソコンをカチャカチャと叩き、アクティベーションまでしてくれました。慣れたものです。これでオシマイ。何の説明も要りません(爆)。
そう書くと身もフタもありません。でも、ホンマにそれだけ。iPadは即ネットに繋がりました(APN自動設定か)。freetelの方は電話は即OKでしたが、データ通信は自分でAPNを作る必要がありました。でも、簡単。以下のAPN設定を作り、適当な名前をつけて保存し、それを使ってデータ通信ONにすれば無事接続できました。
APN:Orange、ユーザー名:Orange、パスワード:無し
・・・ということで、ニース(フランス)のSIMカードの導入はあっさり済みました。
気になるお値段ですが、SIMカードそのものが約10€。それにオプションの通信料がiPad分が10€、freetel分がそれぞれ20€で合計80€弱。freetelはレストラン予約などの電話使用が主で、データ通信はデザ使用が少しだったので無駄になった感もありますが、それは結果論。(SIMフリーの)通信機器3台分を余裕で使った割には安上がりです(2014年9月現在です、念のため)。
滞在が長い場合は簡単な契約にしておき、後で様子をみながら通信量をトップアップ(補充)していくという方法がベターでしょう。今後EU圏内において、1枚のSIMカードでリーズナブルに通信通話できるようになれば、国毎にカードを変えたり契約内容を子細にチェックする必要がなくなります。その日は意外と近いかもしれませんね。