違憲法案は撤回せよ

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アベノチャンネルNHK続報です。6月19日、国会にて戦争法案に対する元・内閣法制局長官らの意見陳述が行われました。ほとんどが集団自衛権の行使に関わる戦争法案は違憲もしくは問題ありとしましたが、NHKはこれをどう報じたでしょうか。そのことが知りたくて20日朝のニュースを観ていたら・・・

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朝一番のNHKニュースは国会会期延長のニュースでした。95日間も延長するのは国会で審議を尽くしたいという意味ではマルですが、要するに時間をかけたというアリバイ工作の下、自公と維新で成立させようという腹なのでしょう。

この延長は異様といえば異様ですからニュースのトップに持って来たのはオッケイ。では前日行われた元内閣法制局長官らの違憲陳述はどうなるのか。また、国民に事実を隠してしまうのかと思っていると、国会延長ニュースの最後の最後でたった1行分だけ、NHKはこのことを伝えました。

ただし、法案を国会事務のプロたちが違憲だと断じたという視点ではなく、そういう意見も出ている中で政府は国会延長をするのだという軽いロジックに使ったのです。私には、ちゃんと伝えたよとでも云わんばかりのNHKのアリバイ工作にしか見えません。

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もう1つ。昨晩7時のニュースで、「安保関連法案反対の憲法学者ら 撤回求める」とのニュースを流しました。安全保障関連法案に反対する憲法学者などで作る「立憲デモクラシーの会」の記者会見を伝えたものですが、国会で違憲陳述を行った長谷部恭男早稲田大教授や小林節慶応名誉教授も出席されていました。

NHKには相当なクレームがきているのでしょうか。それとも内部の良心派ががんばった結果なのか、やっとそれなりの時間幅での登場です。ただ、しっかり菅官房長官の「合憲性には何ら問題ないと確信」との談話を伝え、打ち消ししっかりなのがやはりNHKだなぁと思う次第。

私は現在の憲法の範囲内で個別自衛権はあり、でも(米国といっしょに、あるいは米国の代わりに世界中でドンパチする)集団自衛権はなしという解釈に与します(念のため)。現行の自衛隊は個別自衛権の行使と国際救助隊に徹して欲しいなぁ。某国の脅威を語るなら、スイスがなぜ攻撃対象とならないのか、なぜ倉敷や京都が先の大戦で空爆を受けなかったのか、そんなことを真摯に考えて欲しいものです。