耐用年数を考える その1

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光陰矢の如しとはよく云ったもの。ついこの間自宅を建てたと思っていたら、もう16年目。家本体は頑丈でも、中に入れた設備関係がちょこちょこヘタってきたようです。

今回「木の葉のお金」対策のために家・設備の見直しを行い、いくつか取替・交換あるいは新規導入を考えていますが、耐用年数について考えさせられることが多々あります。

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ice150210昨年近隣の下水管を取り替えるため、工事屋さんが毎日のように道路を掘り起こしていました。敷設後40年50年も経つと腐蝕や劣化で管に穴があいたりするので、取替交換をしなければ漏水などで事故の原因になるからです。その道路も放置しておくとひび割れたり穴があいたりでボコボコになるし、ダムのような大型建築物は適当な年数で補修していかなければ危険です。

そんなこと知っているよ、当たり前じゃないかと思う人でも、自宅は放置したまま、あるいは耐用年数の切れた設備や装置でも動き続ける限りはそのまま、というのが多いのではないでしょうか。壊れてから対処すればいいとはいえ、ある日突然壊れてしまうとその後始末に難儀します。

うちの場合、自宅建築時に採用したもので既に使えなくなったものは、まず、

給湯器1台
昨年熱湯がうまく出なくなり交換。メーカー側のパンフから察するに、10年超え製品はいつ壊れても不思議ではないような感じもしました。でも、壊れるタイミングによっては厄介です。

水道蛇口一つ
キッチンの混合栓が2年ほど前にダメになりました。日常的によく使う蛇口の締まりが悪くなったからです。シンプルな蛇口と異なり、混合栓はコマに当たる部分が高価で修理費用が高いため、新品に交換。最近の蛇口は多機能でいいんだけど、コマの交換では片づきません。

大型換気扇
拙宅キッチンのガスコンロは業務用なので、換気扇も業務用をつけていました。このモーターがやられてしまい、数年前にダウン。現在のは2代目です。

imai150210そして、ヘタッてきたもの(性能や機能低下)は、

電動シャッター
設置しているオイレスのサンシャディは羽根の角度を調節できるため、夏の通風、あるいは防犯対策にとても役立っています。でも、シャッターの羽根ゴムが紫外線劣化でボロボロになってきました。毎日開閉している電動シャッター2台は16年間で修理1回だけですが、あまり動かしていないシャッターは、グリースが固まったりするのか、駆動部の動きが悪くなって修理を要する状態。これは、お金の価値がある内に手を打っておこうと思う次第です。

FF式ヒーター
数年前、異音がするので1台点検修理。また最近、交換式燃料タンクからの僅かな漏れが気になったのですが、これはタンク栓を新品に交換することで解消しました。栓のゴムパッキンが劣化していたようです。ただ、FF式ヒーターも10年過ぎると部品在庫で修理も難しい。厄介だなぁ。

総じて電機機器には耐用年数があり、いずれ交換取替となります。修理できる箇所は直し、徹底的に使い倒してから次のものに替えるというのが理想ですが、部品在庫や他機器との連動具合の問題もあり、なかなかそうはいきません。消費電力などの問題もありますから尚更です。

上記機器以外の電機機器はどうか。冷蔵庫は今のところ大丈夫ですが、昔使っていた洗濯機は20年弱でモーターがやられてしまいました(自宅建設時に交換済み)。どうやら、電機製品のマジックナンバーは現在だいたい10年くらい。20,30年前はもっと保ちが良かったような気がするのは私だけでしょうか。

ソーラー発電関連については次回に…。