高橋はるみ知事は北電の代理人 

.opinion 3.11

国が求めるストレステストすらせずに原発再稼働を認めた高橋はるみ・北海道知事。調べてみると、北海道電力とベタベタどころか、もろ北電の代理人みたいな人物です。(817早朝一部訂正)

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一般的な経歴は例によってWikipediaで見ることができます。それによると、彼女は富山県出身、お祖父さんは富山県知事ですから政治家の家系ですね。お父さんは日本海ガス社長で、現在弟がその職を受け継いでいるらしい。一橋大出身で通産省(現在の経産省)に入り、岡田克也(民主党)等と同期とか。この岡田の通産時代の上司が自民党の町村信孝で、北海道地盤である彼の引きで北海道知事になり、現在に至っています。

政治家の特性をみるには票とカネを追えばいい。
後援会は「北海道を愛するみんなの会」という名前です。この「みんな」とはいったい誰のことだかわかりませんが、原発事故の恐怖に苛まされる人たちが入っていないのはたしかでしょう。会長は元副知事の山口博司で伊藤組という建設会社会長。役人と業者双方に顔が利くので票集め・票読みに適任なのでしょう。

一方、お金は後援会ではなく資金管理団体の担当。そちらを見ると、彼女の資金管理団体となっているのは萌春会という組織で、会長は南山英雄。この人物は北海道経済連合会会長で、北海道電力の元・代表取締役です。ほら出てきた! 要するに、北電と北経連が財布になって知事を支えているという構図です。(追記 3/17)南山氏は既に北電を退いていました。間違った話を書いて申し訳ありません。おかげで水道界重鎮・丹保氏が北電監査役であることを発見。う〜〜〜ん、丹保さん顔が広いなぁ)

また、北海道電力からの政治献金は関電方式と同じく、会社幹部の個人献金のカタチで萌春会、つまり高橋はるみに出ているとくれば、彼女は北電にしっかり縛られているというのか、それとも北電の代理人が知事をやっているというのがいいのか。おそらく後者でしょう。

ということで、高橋はるみ知事が何が何でも泊原発を動かしたい理由はそこらにありそうで、北海道の人はこういう魑魅魍魎な北電閨閥の代理人によって原発事故の危険性に晒されてしまったというわけです。こういうのを排除するのは選挙で落とすか、リコールしかないのですが、どっちにしてもややこしい。脱原発の道もなかなか大変です。