低糖質パン
2013/11/09
先日用事で福岡へ。泊まったホテルはニューオータニ博多。なぜそこにしたかというと、低糖質パンを販売しているという話に興味があったため。でも、ホテルのレストランは使わないので、パンだけ2斤お願いしました。はたしてその味や如何?
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糖質制限のエヴァンジェリスト、京都・高尾病院の江部医師が発信しているblogに、先日福岡で糖質制限の講演会が催され、そこにホテルニューオータニ博多のシェフも登場したという話が出てきました。
曰く、
山口シェフは、糖質制限食で23kgのダイエットに成功されました。菜食で徹底して頑張っても3kgしか痩せなかったので驚きの減量効果だったそうです。「ホテルニューオータニ博多」では、糖質制限食OKのフルコースを提供しておられ、パンは販売もしておられます。地元の医師から紹介されて、糖尿人やご家族がこられることも多いそうです。(一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会 博多講演会 ご報告より)
ホテルのHPによると、低糖質パンを販売しているらしい。ちょうど福岡へ行く機会があったので、ホテルに泊まってそのパンを食してみようと考えました。宿泊予約の後、2斤を予約注文しておき、チェックイン後に購入しました。行ってみるとホテルのコーヒーハウスで販売していましたので、宿泊客以外でも買えるみたいです。
さて、この低糖質パン100g当たりの糖質量は6.6g。普通のパンが44g程度ですから、約85%の糖質を削減しています。小麦粉の代わりに大豆粉を使っているのでしょうが、糖質削減の大きさは素晴らしい。
問題は味です。低糖質にすると小麦の香りが減じてしまいます。それをどこまで克服しているのか、私が知りたいのはそこでした。
まず、パンの食感は非常に柔らかい。というか、スポンジ状態。本場山型パンのしっかりした食感が好みの人には柔らか過ぎるかも。味わいは、残念ながら大豆の味が前面に出ています。”美味しさ”にこだわると宣伝していたので期待していたのですが、まだまだ改良の余地ありだなぁと思う次第です。
ちなみに、拙宅の自作パンは大豆粉の香りを減らすために3分の1ほど小麦粉を入れています。結果、いかにも大豆粉で作りましたという感じはなくなります。自作パンは小麦粉の3分の2と砂糖を使わないので、糖質量は100g当たり10gちょい。普通のパンの4分の1程度です。ホテルニューオータニ博多の低糖質パンよりも4gほど糖質は多くなりますが、味わいは上のように思います(というか、自分好みです)。糖質量をとるか、味わいをとるか、判断はそれぞれでしょうが、糖質量は食べる量でもコントロールできるので減らしたければ少なめにカットすればいいだけ。私はそう考えています。
ところで、ローソンの糖質制限パンの包装がこの11月より変わりました。現在普通のブランパンだけでなく、カレーブラン、ショコラブラン、メロンパン、チョコリング等々ラインナップも増えてきました。
私のお薦めはカレーブラン(キーマカレーパン)。出色のデキです。糖質制限パンとか云わずとも十分な美味しさなので、一度トライしてみて下さい。実は、マネして拙宅でも自作の糖質制限キーマカレーパンを作ってみましたが、キーマカレーを包むパンを適当な厚さにするのが難しく、ローソンパンのデキの良さを再認識しました。
他のコンビニはまだまだ糖質制限や炭水化物問題に関心がないため、ローソンだけが先んじている格好です。おかげでコンビニには縁のなかった私が週に何度かローソンに行く次第です。
(追記 2014/5)
2014年の春以降、ネットで見つけたレシピを使い、私の家では小麦粉を一切使わないパンに移行しました。