緊急事態でも後で後悔しないために

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村上龍氏の発行しているメールマガジンJMMの最新号に、スマトラ沖地震を体験したある女性の体験記が紹介されていました。春 具さんの「カオラックのひとたち」というタイトルで、JMMにいって、最新号をご覧下さい(次号が出ると消えてしまうのでご注意)。掛け値なしの貴重な内容です。…

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この体験記は内容もさることながら、災害に遭った時の気持ちのもちよう、あるいは他者を思いやる気持ちなどを自身の反省のカタチで整理しています。

事実は小説よりも奇なり。運良く生き延びることのできたことの背景には、彼女とお連れ合いがわずかな兆候に機敏に反応して行動したことが見逃せません。ただ、その後の災害のすさまじさを前にして「生き延びたこと」の意味を自身に問いかけながら、「もし、もう一度、こんな緊急事態の経験をすることがあったら、わたしはけっして後で後悔しないような行動をとろうと思う」とまとめる下りに、いろいろと考えさせられました。是非ご一読下さい。