実直、愚直そして真性の愚

3.11

ミスター年金が快弁です。長妻元厚労相は社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議で、自民公明両党による民主党看板政策の撤回を求めていることについて、「政権公約を下ろさなければ法案が通らないというのであれば」、衆院解散で国民の信を問うことも視野に毅然と対応すべきだと主張した、とのこと〔時事通信2012/06/12 15:44)。長妻さんは実直な良識人なのかもしれませんが、原発再稼働も国民に問うてほしいなぁ。そんなことを云う議員は1人もいないのか。

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一方、大飯再稼働で抗議する団体の集会に菅前首相が出席して、「以前は原発の安全性は保たれていると考えていたが、311で考えが変わった、原発なしの社会をめざす方がいい」(概意)と云ったそうな。相変わらず愚直な人ですが、それでもドジョウや脅し屋弁護士に比べるとはるかにマシ。東電労組の恫喝に屈しない姿勢も良し。でも、折も折なので、もちょっと効果的に発言したり動いてほしいものです。

もう1つ。ホンマのホンマに愚かなのが福井県とその諮問を受けた科学者という肩書きの腰巾着。

まず、東電福一原発の本当の事故原因は未だわかっていないので、地震津波で云々という話自体が意味をなしていない。また、国の原子力安全委員会がサジを投げた大飯再稼働について、解散間際の保安院の「宦官」らがでっち上げ政治家が認めただけのものを科学的だというのは真性の愚。福井の学者にはホネがないのか!活断層の存在を知らないのか! 本当に科学者を自認するなら、非科学的見解やマヤカシ見解に反論しないというのは県民・国民を始め、日本社会への裏切り行為です。恥を知りなさい。