ハゲとシラガが子どもを救う

.Books&DVD… 3.11

多毛留そんなことを昨日FMで米倉斉加年さんが云っていらっしゃいました。そういう内容の絵本を書きたいのだそうです。どういうことかと云えば…。

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中途半端にしかラジオを聴いていなかったので不確かですが、と最初に言い訳しておいて・・・。

米倉さんが云うのは、戦争になってこどもが銃で撃たれそうになった時、ハゲやシラガがその銃前に立ちはだかり、こどもを守るという話、いや守ってほしいというお願い。

自分の子や孫だったらそうできる。でも、自分の子や孫がそんなヤバイ状況になった時に自分がその場にいるなんて隕石が落ちてくる確率のように小さなものだろう。だから、その時には、その場に居合わせた他のハゲやシラガにその役目をお願いしたい。その代わり、自分も他の子どもの前に立つからというのです。

スゴイ話ですね。覚悟の表明ですし、そうでないと未来がなくなるという危機感の表れ。

ラジオで聴いていてびっくりしました。内容の重みもそうですが、私にその覚悟があるのか、そんなことを考えさせられました。さらにおせっかいながら、この国のハゲやシラガに、放射線という見えない銃弾を前にして米倉さんの台詞を聞いてほしいものだと思った次第です。

魔法おしえます (絵本の絵本 3)ところで、氏が福岡の中央高校>西南大学出身だというのをWikiで改めて知りました。放送の中で、子どもの頃の米倉さんが書いた絵を見た修猷館の漢文教師が、おまえの息子は将来モノになるゾと親に云った話、米倉さんが絵で賞を獲った後そのことをその教師に伝えたかったと云った親(教師は既に他界)、そんなエピソードが光るインタビューでした。それにしても、修猷館に漢文教師っていましたっけ?昔はいたのかな。