繰り返される?政治ショー

.opinion 3.11

行政刷新会議はもんじゅを巡って抜本的見直しを打ち出しました。でも、拘束力はありません。またまた政治ショーが繰り返されるだけだとしたら哀しいなぁ。

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表は 読売新聞2011年11月20日

税金の無駄使いを仕分けで解消する…、そう銘打って始まった行政刷新会議。おおっ、民主党もやるなぁと思っていたら格好だけ。拘束力がないため、官僚は会議中だけ神妙にしていて後日しっかり復活させているというのが実情です。

最初は政策決定の過程がオープンになるだけマシかと評価していたんですが、どうやらそれは間違いでした。まず民主党があれこれ取り組んでいるという印象を国民に与えておいて、後は官僚の好き勝手にどうぞというのでは、官僚の好き勝手し放題にさせていた自民党よりもタチが悪い。だって、自民党はゴリゴリ推進だから一心同体の責任連座で追及できたのに、民主党は反対云うことは云ったゾ、でも悪いのは官僚だという責任放棄に繋がりかねません。

もんじゅ存続の是非にしても、存続しなければ核燃料のリサイクルができなくなるとか言い出す委員がいたそうな。ここまで存続させて滅茶苦茶にしたオトシマエをどうするのか、認識がなさすぎますな。

政治ショーといえば、最悪なのが八ッ場ダム。架空の水需要をデッチあげ、業界自治体のお金獲りゲームと化してしまった事業ですが、民主党のマニフェストでは中止だったはず。それも元・国交省大臣が中止を宣言し作業が粛々と進むかと思っていたら、いつのまにか「継続」事業になってしまいました。

なんで? 民主党が腰砕けなのか、それとも確信犯なのか。マニフェストの民主党というのは、マニフェスト(で国民を欺くだけ)の民主党と読み替えておきましょう。自民党もひどかったけど、民主党もタチが悪い。少なくとも結果たいして変わらないのではイヤだねぇ。