民主党が握りつぶした東電処理策とは?

.opinion .お知らせ 3.11

自民党の河野太郎さんがまたもやヒット! 先日出てきた東電の賠償金の一部を電気料金に上乗せして消費者に負担させるという愚策について、エネ庁の内部資料をスッパ抜きました。それはこちら

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エネ庁案では「オペレーション確保及びそのための資金調達には政府保証を行うことを早急に明確化させることが重要」であって、「間違っても、債務超過だからまず国有化、政府出資という選択をしてはならない。国民にリスクを一気に転嫁することになりかねない」としていたらしい。つまり、民主党のいうような、即電気料金に上乗せ案とは違います。どうやら、民主党は東電を擁護するためにエネ庁案を握りつぶしたようです。

また、案の中で東電の汚いやり口について「夏の大停電に対する社会の懸念を利用して、「東電を破綻させると大混乱になる」と政府を脅かし」ているとか、「東電が破綻すると金融不安が生じるとか社債に傷がつくと社債市場が崩壊するという脅かしも使われている」と指摘する箇所がありますが、やはり、このサイトの読みどおりでしたね(計画停電社債買い取り)。

自民党だったらオッケイとは私もよう云いませんが、少なくとも民主党は汚染者負担の原則を採用せず、東電擁護に動いています。原発被災の賠償金を電気料金に上乗せするなんて、被害者側が加害者のためにお金を払うようなもの。そんな不条理もわからない政権なんて最低ですわ。まともな事故収拾ができないのなら早く辞めていただきたい。