卓見

.opinion 3.11

今日の放射被曝防護の基準とは、核・原子力開発のためにヒバクを強制する側が、それを強制される側に、ヒバクがやむをえないもので、我慢して受忍すべきものと思わせるために、科学的装いを凝らして作った社会的基準であり、原子力開発の推進策を政治的・経済的に支える行政的手段なのである。

中川保雄『放射線被曝の歴史』(1991 技術と人間)の扉に書かれた文言。今回この意味がよくわかりました。