花火とミサイル
2024/12/30
先日イラク上空を飛んでいたエミレーツ航空の乗客曰く、窓の外に花火が見えたと思ったらミサイルだったとのこと。イスラエルと中東諸国との戦争に関係するものらしい。あの辺は危ないなと思っていたら、今度はロシアの誤射でアゼルバイジャン航空機が墜落というニュースまで飛び込んできました。やばいな。
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こちら今年はベトナムへ行きましたが、他にも行きたい処としてアンコールワット、トルコ、モロッコ等々があります。でも、円安なのでなかなか腰が上がらず、最近の国際状況で航空路線の危険度が随分上がってきたので、カンボジアはともかくヨーロッパ行きには躊躇しているところです。
まずロシアのウクライナ侵略。これによってロシア上空を飛べなくなったのでヨーロッパへ行こうとしたら20時間位かかってしまいます。数か月前だったか、ロシアのミサイルを避けるためにルフトハンザとエールフランスが一部運休するというニュースが流れていたので航路をずらしても危なそう。
さらにイスラエルとパレスチナ及び中東諸国との争いで中近東はミサイルの応酬状態。12月にカザフスタンで起きたアゼルバイジャン航空機の墜落は当初バードストライクが原因だと発表していましたが、日を置かずロシアの防空ミサイルが原因との情報あり。その後ロシアのプーチン大統領から謝罪があったとアゼルバイジャン大統領が発表しています。
今年の映画「シビルウォー」でも夜間戦闘シーンが花火のように見えるカットがあったのを思い出しますが、ミサイルと花火では大違い。最初に取り上げたエミレーツ航空の話はWSJ誌に載ったもので、日本ではダイヤモンドオンライン誌の紹介しか見つけられませんでした。他のメディアは大スポンサーな旅行産業に忖度しているのでしょうか。
(エミレーツ航空機の話の出典は「ミサイルと旅客機が同じ空に、中東で高まる衝突リスク」WSJ、有料版なのでトップ部分しか読めません。会員以外はご勘弁)
どう考えてもロシア南部から中近東上空を通過する飛行機には危険がいっぱい。この年末に起こったアゼルバイジャン機の墜落事件にやはりなぁと考える次第。リスク感度は人それぞれですが、ヨーロッパ行きはしばらく見合わせようと夫婦で話し合っているところです。