水道民営化で関連会社の株が大幅高

Water

先週18日、日本経済新聞1面に「厚生労働省は自治体が水道事業を民間委託しやすくなる制度を導入する」という記事が出ました。とたんに日本上下水道設計(株)などの株が大幅高。現金なものですね〜。

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ラジオたんぱ3月18日によると、この会社の「子会社であるNJS・E&M」や荏原エ ンジニアリングサービス、栗本鉄工所、積水化学 の4社は 2002年11月に「ジェイ・チーム」(J−TEAM)という水道総合管理事業会社を設立して、水道事業の民間委託の流れに備えている」とのこと。詳しくは、「ジェイ・チーム」(J−TEAM)のHPをご覧下さい。

既に水道法の改正によって、水道の民間委託や民営化の道筋は開かれていますが、市町村の合併や財政再建という名前の合理化を追い風にして、どんどん進んでいくのでしょう。はたして、それが良いことなのか、そうでないのか、私には本当のところ、わかりません。

明らかなことは、そういう流れに乗じて、商売をしようという人たちがたくさんいることです。そういう人たちが、安全で低廉豊富な水道水を供給するという、水道事業の根本理念を大きく変質させないことを願うのみ。でも、どうせこのままいけば日本の水道事業は破綻してしまうので、早めに経済合理性を確保して最低限のインフラ確保を願う方がいいのかも。