いつのまにか 春

.Travel & Taste art music

御無沙汰しました。今年は雪が多いなぁと思っていたら2月末になって急に暖かくなり、桜の開花も早まるわで何か変な天気が続いていますが、お変わりございませんか。こちら確定申告も終え、ゆっくりあちこちの桜見でもと思っていたら今年は例年より開花が早く、予定の大幅修正を余儀なくされています。

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前回の投稿から早や二ヶ月ちょい。既に梅は終盤、一方桜は早々と開花し京都のソメイヨシノも綻んできました。もう春ですね~。

この間、2月には札幌の雪まつりを楽しみ、そのまま松本へ飛んで串田さんの『博士の愛した数式』(小川洋子さん原作)を観劇。温泉は2月に金宇館(松本)、3月中旬に中棚荘(小諸)、岩の湯(須坂 仙仁温泉)などを楽しみました。

まず、一度見てみたかった札幌の雪まつり。小雪が降りしきる中で歩き廻るのはちょっと難儀でしたが、夕刻近くになって雪が止むとゆっくり楽しめました。あの雪像を作るのはなかなか大変ですね。関係者の方々にご苦労様と云わせて下さい。でも地元のタクシードライバーによると、雪まつりの規模は盛時の半分程度とか。不況でスポンサーが少なくなったせいでしょうか。

次に札幌から空路で松本へ移動。前日大雪で欠航していた路線(FDA/JAL)がこちらの移動日には2時間遅れでなんとか運航。翌日は市民芸術劇場で『博士の愛した数式』を観劇。串田監督最後の作品ということで、リキの入った内容で素晴らしい。(この演劇については後日触れます)

泊まった宿はここ最近一押しの金宇館(美ヶ原温泉)。コロナ直前でリニューアルした宿ですが、100年先に宿を残すことをコンセプトにした志がサービスや設えに顕れ、美味しい食事と温泉を堪能しました。コロナ禍や旅行支援などで他宿の代金が高騰してきた現在、あまり教えたくない、でも云いたい、誠実な穴場的旅館です。

大雪の翌々日、晴れわたった松本城の向こうには穂高連峰・・・

さて、昨年面白さに目覚めたオペラは、昨年末は『魔笛』(ハンガリー歌劇団 びわ湖ホール)、今年になってプッチーニの『ラ・ボエーム』(京都ロームシアター)を鑑賞。どれも素晴らしく感激した次第。来週は『落語オペラ』というのに出かける予定です。

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ところで今年の桜を楽しむため、4月下旬に角館や弘前の宿を予約していましたが、開花が例年より早まる見込みとなり、残念ながら3月にキャンセル。桜の開花時期を読むのが難しくなってきたのは気候変動の影響でしょうね、きっと。

今年は年明けから旧友の大手術の報告があったりで、寄る年波をいやおうなく感じるこの頃。それでもまだ、行きたい場所ありの、美味しいモノ食べたいの、アートやコンサートへも出かけたい等々、好奇心はいまだ途切れず、元気です。