ヤクザ CIA MI6

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ステルス・ウォー 日本の闇を浸食する5つの戦争フルフォードさん曰く、日本のヤクザは本当に珍しいとのこと。非合法な暴力組織であることを誰もが知っているのに街中にどうどうと●△組なる看板が出ていたり、組長以下構成員の名前が週刊誌などに出ている、マフィアではあり得ない、ということらしい。彼の言い分はもっともで、なるほどなぁ。

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カナダ人のフルフォードさんには日本におけるヤクザの存在を異様に感じたとのことですが、翻って私にはアメリカの某組織にも同じような違和感を覚えています。それはシーアイエー、そうCIAのこと。

中学生の頃だったか、高校生の頃だったか、CIAがアメリカ合衆国の中央官庁の1つだと知った時びっくりしました。他の人にそのことを云ってもぽかんとするだけで同意してもらえたような記憶がありません。なぜ?裏で麻薬取引にも手を染め、破壊活動も辞さず、他国の政治に介入するような組織が、日本でいう通産省とか大蔵省のような官庁だというんだから、ほんまかいな〜ですわ。ホンマなんですけどね(苦笑)。

アメリカだけじゃありません。イギリスもそう。ご存じ007が所属するダブルオー機関の本当の名称はMI6(今はSIS)。イギリス政府がその存在を公式に認めていませんでしたが、何年か前に正式に職員募集したことで公然となりました。つまり、こちらもCIA同様、破壊工作活動を行う政府直属機関で、アメリカもイギリスも行政として他国への破壊工作活動を業務としているわけ。アメリカやイギリスにとっては、他国での破壊工作活動はまっとうな行政行為なんですね〜。凄いというか、オソロシイというか、イイワルイは別として、そういうのを前提にしとかないと世界情勢を読み間違いそうですね。ちなみに、MI6とはミッション・インポッシブル6ではなく(笑)、ミリタリー・インテリジェンス6。

ほんじゃ日本は? 
情報機関としては内閣調査室というのがありますが、これは軍関係ではありません。実は、旧陸軍中野学校(諜報将校養成機関)の流れを組む組織が自衛隊にあり、そこがCIAやMI6みたいな諜報活動を行っていることを元諜報員と称する人物が暴露した小説がつい数年前に出ています。次回はこれを紹介しませう。