夏がくれば…

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夏がくれば私は、今年こそはプール事故がないように、そう願うのが常になっています。
2006年のふじみ野市で起きた痛ましい事件はまだ記憶に新しいかもしれません。でも、それは突発的でも偶発的でもありません。私に云わせるなら、起こるべくして起きた事件でした。プール吸排水口に吸い込まれること、あるいはプール飛び込みで頸椎損傷などの被害を受けること、この2つの危険性は現在のプールでも完全に払拭されていません。おまけに、「あぶないプール」上梓の後、流水プール特有の危険性についても新たに判明しましたが、それが解消されているとは言い難いのが実情です。
今年も事件事故が起こらないように期待していますが、泳ぎに行くプールがそれらの危険性を払拭していないか、あるいはそれが曖昧であるなら、そこでの遊泳は控えるのが身を守る手段だと私は考えます。残念ながら、それがベター。