ドメイン相場

Mac/Web/WP/Mobile

昨日だったか一昨日だったか、ドメイン相場に関する面白いメールが届いていました。こちら全く売る気はないのですが、その相場には興味があったので取引ページを覗いてみると、・・・なかなかイイ値段ついていますね〜。

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ドメインとはインターネット上の住所のこと。ホンマは数字の列なのですが、それでは認識が難しいので、abcdef.comとかxxx.netみたいに分かり易く名前をつけ、ネット上の場所はURL(Uniform Resource Locator)を使い、https://abcdef.comのようにします。

本サイトでいえば、arita.comがドメインネーム、https://arita.comがURLで、現在ご覧になっているサイトは https://arita.com/ar/ となります(ネット用語が意味不明でも問題なし、そういうものだとご理解下さい)。

1990年代インターネット勃興期、ドメインネームは米国商務省管轄下のInterNIC(現在はICANN)が管理しており、ドメインarita.comは1996年時点ではある会社が保有していました。でも何らかの理由で手放したのをたまたま知り、急遽InterNICへ直接問い合わせて私がゲットしたのです。

ときどき「よくそんなドメイン持っていますね~」と云われることがありますが、私が取得したのはネットが一般的でなかった時代の話。ネットが日常化した今、シンプルな名前のcomドメインを取得するのはほとんど無理でしょう。

面白いのは、名前から「陶器の有田焼を売ってくれ、売るサイトじゃないならどこかお店を紹介してくれ」という外国からの問い合わせが時々あったこと。でも面倒だったのは、20数年前のことだったか、CDディスクの注文をしたいとかのメールが日々殺到したこと。

関係ないよと応えてもひっきりなし。メール返信の手間がばかになりません。調べてみると、ネーデルラント(オランダのことです、念のため)にCDディスクなどのコンピュータ関係の商品を売る会社があり、その名前がARITAという名前なのです。

その会社も顧客の錯綜で困っていたせいか、arita.comを売ってくれ等という話まで申し出てきたため、arita.comのトップページに以下のように記載することで納得してもらいました。

…Never on CD-R business. Please don’t send me e-mails about CD-R inquiries and/or orders. For further information please visit at www.arita.nl/

さて今回手元に届いたのは「お持ちのドメイン文字列と一致するドメインが取得可能」というメールでした。こちらドメインネームを売る気は全くありませんが、どんなものが俎上に載っているのか興味津々だったので覗いてみると出てきたのが以下の一覧表。

表示されているのは、aritaで始まるドメインネームで売りに出されているものの一覧です。10数年前に追加で取得しようと思ったarita.netも入っています。驚いたのはどれもイイ値段がついていること! arita.comなら100万円++でも売れそうですね(笑)。

でも、こちらarita.comを手放すことは考えていませんし、むしろこの世にいなくなっても、このドメインと書き込んだ内容を残すにはどうしたらいいのか、そんなことを真剣に考えているくらい。

それにしても、こんなドメインネームのマーケットがあるとはちょっと驚き。資金力のある人たちがめぼしいものを粗方獲ってから商売しているのでしょうが、高額化はあまりにゼニカネ主義のようでちょっと引いてしまいます。