ファイザー経営トップの株売却は何のため?

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数日前ファイザーのワクチンが良好な結果を示しているというニュースが流れました。でも、もう1つ内容がはっきりしません。どれくらいの期間の有効性があるのか不明だし、一方で超低温での保存や運搬が必要とされるという欠点もあります。奇妙なことにそのニュースの裏側でファイザーのブーラCEOは自社株を売却して約560万ドル(6億円)手に入れていたらしい(あらら)。とりあえず儲けておこうというわけでしょうか(苦笑)。

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「噂で買ってニュースで売れ」というのが相場の世界にあります。ニュースが出たらみんなが買いに群がるので、既に買い込んでいるインサイダーは相対で売りに出して儲けを手に入れるから、というのがその理由です。よくある話。

今回のファイザーはまさしくそんな感じですが、売ったのがトップのブーラCEOとサスマン副社長だと聞くと、彼らの行為は限り無く真っ黒なインサイダーと云われてもしょうがないのではないでしょうか。(出典はBloomberg 2020/11/12)

ファイザーの広報曰く、「個人的な資産計画の一部だと説明。両氏ともインサイダー取引に抵触するのを防ぐため株価が一定の水準に達した際の売却を事前に指示しており、ブーラ氏は今年8月に、サスマン氏は昨年11月に売却水準を設定していた」とのこと。でも、これは語るに落ちた後付な理由でしかありません。

というのも、ファイザートップは外部には知り得ない売却水準価格を知っているし(自分で設定しているから)、ワクチン開発のニュースをいつ出すのかもコントロールできます。

昨年11月に売却水準を提示と云っても、当時の株価を超えたのは今年2回目。とすると、11月という日時が問題になってきます。おそらく提示から1年程度で38ドルを超えたら売りという指示なのかもしれません。

そう考えると、この11月にワクチンのニュースを彼らが公表するのは待ちに待った売却期日。これが目的なら、ワクチン内容が曖昧な理由もわかります。

真相は私にはわかりませんが「噂で買ってニュースで売れ」にはご用心。今回のワクチンニュースで買いに入っていたら、カモの1人になっているカモ。

世界の誰もが新型コロナウイルスのワクチンに期待する中、製薬会社トップの不透明な株売却は何か不自然なものを感じます。まだまだ先行きに暗雲ありと心得ておくべきところです。