2020年 年の瀬雑感  

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西洋歴2020年はもう少しでオシマイ。新型コロナに翻弄された1年でしたが、お変わりございませんか。
こちらはもともと自宅+αの生活。時々の美味探訪や温泉旅行を除けば隔離生活とさほど変わらず影響は少なく済んでいますが、接客商売の方々にとっては何か変わらなければ生き残れないという実感があった年ではないでしょうか。ということで、年の暮れにいろいろ思うところをつらつら。

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暮れになって友人の彫刻家、今井廉さんが食道がんで亡くなりました(合掌)。拙宅にお出でになった方ならご存じの通り、庭や室内には今井さん作のガラスや絵画などがいっぱい。とくに庭の沓掛石や引戸のあかり取り用のガラスはお気に入り。

わが家の沓掛石(今井廉)

その作者が亡くなったことでモノの見え方が変わるかといえば、そういうわけではありませんでした。

先日の谷野さんのお皿も同じ。作者がいなくなっても作った作品は残る、それをこちらは日々何気なく眺めたり使ったり、これこそまさしくアートじゃないか。

やっぱり、アート作品は時間と空間を超えるなぁ。今井さん、ありがとう。そう感じたことが何か晴れやかな送辞のようで嬉しくなってきました。

捨てられていた釘付の板材から作った「苦抜菩薩」(今井廉)。

さて、新型コロナ禍。欧米で猛威をふるう新型コロナウイルスがなぜ日本ではそれほど被害が出ていないのか、このことについてあれこれ考えてきましたが、いまだよくわかりません。相関関係や思い込みだけであれこれ云う人が如何に多いことか。医者や学者というのがアテにならない存在であることも改めて痛感。

新型コロナの正体がまだはっきりしない現在、油断は禁物、警戒心を解くわけにはいきませんが、テレビや新聞が危機感を煽る時には耳目を集め視聴率を狙っているような感じ。むしろ、騒げば騒ぐほど問題はあまりたいしたことはない(だから、騒いでも大丈夫)と考えてもいいのではないかと日々思うところです。

3.11の原発事故を思い起こして下さい。あの時はテレビ新聞は爆発を起こした原子炉の映像を隠蔽したではないですか。なぜ? そうなんです。真に大変なら、あの時と同じくメディアは思考停止を起こし、当局への忖度をするからです。戦前からいっしょと云ってもいいかもしれません。

でも今回の騒ぎはその逆。100年に一度の災厄なら100年に一度の金融出動だってあり得るはずなのに、GoToがどうのこうのとか通常時の感覚で解釈しても詮無きこと・・・。

そんなことを日々思っていたら年末になってまともな解説本が出てきました。宮坂昌之さんの『新型コロナ 7つの謎』(講談社 ブルーバックス 2020年)がそれです。専門的な話も出てきますが、難しい所は省いてもオッケイ(免疫学の知識が不足する私でも最後まで読めました)。

ロックダウンの必要性の是非、8割おじさんはどこが間違えていたのか、新型コロナのワクチンはどう評価したらよいのか等々、新聞テレビでは決して触れない(触れられない)、でも本当の話が満載。是非どうぞ。