正しく怖がる感染症のデータ

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新型コロナウイルス感染、いつのまにかヨーロッパの国々でも広がってしまい厄介な状況を呈してきました。このままではいくら日本で終息しても世界中から人が集まる大イベントは開催することが難しい。そんな簡単なことがオリンピック利権で頭がいっぱいな人にはいまだわからない。さて本稿では、新型コロナウイルスを正しく怖がるための情報サイトを紹介します。私が毎日参照している処です。

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ここ最近イベント中止の流れを受けて、全国いたる所で演奏会やコンサーがほぼ全面的に取り止め。こちらも、昨日予定だった『ネマニャ・ラドゥロヴィチ Presents ドゥーブル・サンス 』(京都コンサートホール)が中止、来週末の『千住真理子 イザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会』(場所は同じ)は7月に延期になり、急に日程の空きができてしまいました。

とくに、ネマニャ・ラドゥロヴィチ(セルビア)はネットでチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」の演奏を知り、是非実際に聴いてみたいと予約を入れていたのでとっても残念。時期が時期なので仕方ないこととはいえ、関係者の苦労を考えると頭が痛い。

さてやっと本題。新型コロナウイルスを正しく怖がるためには感染状況の把握が欠かせません。テレビや新聞で知るだけでは誰かの思惑に引っ張られる危険性があるため、基礎統計くらいは自分で確認しておくことを強くお薦めします。


とはいっても自分で一つ一つ情報収集するのは現実的ではないので、そのためのサイトを紹介しておきます(私自身の確認用)。既に一つ目のジョンズ・ホプキンス大学の専用サイトは紹介していますが、2つ目は国内感染状況の数字がわかります。

1) 米・ジョンズ・ホプキンス大学]CSSE at Johns Hopkins Universityの感染状況統計
2)[ジャッグジャパン株式会社]都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ

実はどちらもGMOインターネットの特設サイトで知ったもの。このサイトの新型コロナウイルス関連リンク集のおかげで情報収集ができます。整理して下さっている関係者の方々に感謝します。皆様も是非ご活用下さい。

もう1つ。今回の感染症が市中感染の段階に入った以上、残念ながら何人も感染禍から逃れるわけにはいかなくなりました。でも患者の8割方は軽症という統計もあり、それ以外にウイルス陽性で無症状の人も一定程度存在するとされています。

期待を込みで云えば、中国はじめ各国では症状が出た者しか感染者の統計に入れていないので、実際の感染者数から考えれば致死率は予想よりも少ないのではないでしょうか。

一方で、新型コロナウイルスのワクチンなどが開発されるかどうかもわかりません。高齢者や免疫状態に問題がある人はもし感染してしまうと大変。自分だけは大丈夫などという安易な判断には根拠なし。健康なうちにそれなりの覚悟と対処をするのが良いでしょう。それがリスク管理というものです(きっぱり)。

(追記)トイレのハンドドヤイヤーの危険性は昨日触れましたが、私が採用しているのは「マスクよりも手洗い励行」、「エレベーターよりもエスカレータ、可能なら階段」というルールです。