山形県鶴岡市市会議員の草島さんによると、鶴岡市近隣の朝日村の配水池の水からクリプトスポリジウムとジアーディアがみつかったため、朝日村は７月１５日１０時より給水区域３００世帯への給水を停止する措置をとったそうです。詳しくは、草島さんのHPをご参照下さい。

　検出データがまだわからないため、ちょっとコメントしづらい点がありますが、１）本当に検出されたのかどうか。これは国立感染研へクロスチェックを依頼したとのことで早晩確認されるでしょう。　２）住民に下痢などの症状が出ているのか。　３）感染源は何か等が問題にされるはずです。

　　クリプトスポリジウムなどが見つかったという検査結果で給水停止したのは教科書的には正解ですが、水道水は飲み水用途だけではなくお風呂や水洗便所にも使っているはずですから、事態がある程度把握でたら、「飲み水は沸かしてから飲む」という原則を明確にしながら給水するという対応も考えるべきでしょう。クリプトスポリジウムやジアーディアは煮沸で死滅すること、免疫が低下した人には重篤な被害を与えるので要注意であることを住民が理解すれば、それほど怖いことではありません。